GAUSS/OPTONICA CP-3820
¥495,000(1台、1979年頃)
解説
ガウス社のユニットのユニットにオプトニカオリジナルのショートホーンを組合わせたスタジオモニタースピーカーシステム。
低域には38cmコーン型ウーファーの5831を搭載しています。
特にスタジオモニターやHiFiユース向けに開発されたユニットで、大入力時にも篭りの少ない低音再生を可能にしています。
高域にはガウスコンプレッションドライバーHF-4000とオプトニカ独自設計のショートホーンが採用されています。
このショートホーンは、ホーンの広がり係数に特徴があり、奥行寸法の同じショートホーンに比べ、カットオフ周波数付近の負荷を改善し、f特のアバレを抑えています。
さらに、ショートホーン前面に音響レンズを設け、中高音域の志向性を改善しており、特に30゜方向の指向特性については15kHz付近まで軸上特性と殆ど差がありません。
ネットワークには、コンデンサやコイルなどの使用パーツに注意を払った低損失ネットワークを採用しています。
エンクロージャーは箱鳴きによる音の濁りを防止するため構造的に十分な検討が加えられています。
また、仕上げはウォルナット突板仕上げとなっています。
3ウェイシステムへのグレードアップ化を考慮し、ガウスホーントゥイーター1502が取り付けられる構造となっています。
また、最適音源を得るためにトゥイーターとドライバーの取り付けはサブバッフル板構造となっており、左右の入れ替えが可能です。
マルチアンプ駆動用ターミナルが背面に設けられています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット等 | 低域用:38cmコーン型(5831) 高域用:ホーン型(HF-4000+ショートホーン+4105) |
再生周波数帯域 | 30Hz~15kHz |
出力音圧レベル | 97dB/W/m |
最大入力 | 300W |
インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 800Hz |
レベルコントロール | 高域連続可変 |
内容積 | 192L |
外形寸法 | 幅640x高さ880x奥行485mm |
重量 | 72kg |
<マルチアンプ使用時> | |
音圧レベル | ウーファー:97dB/W/m トゥイーター:110dB/W/m |
インピーダンス | ウーファー:8Ω トゥイーター:8Ω |
定格入力 | ウーファー:200W トゥイーター:40W |
推奨クロスオーバー周波数 | 800Hz |
減衰量 | 12dB/oct |