OPTONICA CP-1000
¥23,000(1台、1973年頃)
解説
B&B(Beating Pulp and excellent Bast Fiber)を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域にはB&Bを振動板に用いた20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
B&Bは従来の北欧産パルプに強靭性を持つ和紙を特殊処理して配合したもので、低域での歪を抑えたピストン領域の広いコーン紙を実現しています。
高域には2.4cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワーク部には18dB/octのLC形を採用しています(1973年記載、1975年のカタログでは12dB/octと記載されています)
また、リアクタンス補償回路を採用しており、周波数が高くなると共にウーファーのインピーダンスが上昇するのを補正することで、理想的な伝達特性と良好な過渡特性を備えています。
高域用レベルコントロールを搭載しています。
このレベルコントロールは連続可変式ですが、操作性を考慮して-2dB、-4dB、-7dBの各点にクリック機構を設けています。
エンクロージャーのフロントバッフルには従来あったエッジを排除したエッジレス構造を採用しており、回折効果の改善を図っています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット等 | 低域用:20cmコーン型 高域用:2.4cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 45Hz~20kHz |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 20W(MPO) |
出力音圧レベル | 90dB/W(JIS C-5531、1973年記載) 92dB/W(1975年記載) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz(LC形、18dB/oct、1973年記載) 2kHz(LC形、12dB/oct、1975年記載) |
外形寸法 | 幅310x高さ530x奥行315mm |
重量 | 13kg |