OPTONICA SM-4000mkII
¥115,000(1975年頃)
解説
新開発のSLADサーキットにより低歪率化を図ったプリメインアンプ。
差動増幅を2段最小したPNP-NPNパワートランジスタによる全段直結OCL回路を採用しており、パワフルな動作時でのクロスオーバー歪を抑えるSLADサーキットにより、パワー特性や低歪率特性を改善しています。
さらに、厳選したゆとりのあるパーツと設計を採用することで、安定した動作を実現しています。
イコライザ部には、3電源方式を用いた差動増幅回路を採用しており、高出力カートリッジにも対応しています。
また、回路設計には独自のコンピューター応用によるCAD手法を採用しており、素子にはタンタル抵抗器やスチロールコンデンサを使用することでRIAA偏差を小さく抑えています。
各回路はモジュール化(出力回路x2(L/R)、OCL回路、イコライザ回路)しており、基板にはエポキシ樹脂を採用しています。
また、コンピューターに使われる無ハンダ接続のコネクタを使用しています。
3段保護のプロテクション回路を採用しており、表示は2色発光ダイオードを採用しています。
MCヘッドアンプを搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力 | 70W+70W(8Ω、1kHz、両ch駆動) |
高調波歪率 | 0.05%(実効出力時) |
出力帯域幅 | 5Hz~40kHz(IHF) |
Phono最大許容入力 (1kHz) |
450mVrms 1300mVp-p |
付属回路 | ターンオーバー切替式トーンコントロール オーディオミューティング ハイカットフィルタ ローカットフィルタ トーンディフィート MCヘッドアンプ マイクレベルコントローラー |
外形寸法 | 幅442x高さ144x奥行380mm |
重量 | 16kg |