オーディオの足跡

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SM-2500の画像
 解説 

V-FETを採用したプリメインアンプ。

パワーアンプ部には全段直結純コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
また電源部にはレギュレーションの良いトランスと10,000μFのコンデンサを採用しており、瞬間的な大出力にも安定した電源供給を行うようにしています。

コントロールアンプ部にはICによる±2電源差動増幅回路と位相特性に優れたNF型トーンコントおr−る回路を採用しています。
この回路では±2電源の中点電位の安定化を図るなど、細部の安定化と高性能化を図っています。
トーンコントロール回路はターンオーバー周波数切替式となっており、ターンオーバー周波数を2段階切替できます。また、ワンタッチでフラットな周波数特性が得られるトーンディフィートスイッチも搭載しています。

イコライザアンプ部には低雑音FETとV-FETを採用しており、コンピューターを応用したCAD手法による回路設計をしています。
初段に低雑音FETを採用し、カートリッジとの直結回路によって位相特性や過渡特性を改善し、低域での歪や雑音を抑えています。そして終段には100Vの高電圧で動作するV-FETを採用することでダイナミックマージンの改善を図っています。

保護回路として過電流保護回路を搭載しており、負荷ショート時のアクシデントから回路を保護します。また、過熱防止回路としてポジスターを使用しています。
これらのプロテクション表示は2色LEDで行います。

テープダビング回路はテープモニタースイッチとダビングスイッチを別々に設けており、ダビング中に他のソースも聴ける新方式を採用しています。

ボリュームには32接点のディテントボリュームを採用しています。

ローフィルターとハイフィルターを搭載しています。

-20dBのミューティング回路を搭載しています。

ラウドネスコントロールを搭載しています。

パワーアンプとプリアンプの分離が可能です。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式 全段直結純コンプリメンタリーOCL
実効出力 52W+52W(8Ω、1kHz、両ch動作)
47W+47W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch動作)
高調波歪率 0.1%(実効出力時)
0.05%(1~35W出力時)
混変調歪率 0.1%(実効出力時)
0.05%(1~35W出力時)
出力帯域幅 5Hz~40kHz
周波数特性 5Hz~100kHz +0 -1dB
入力端子 Power in:800mV/70kΩ
出力端子 Speaker:A/B(4Ω~16Ω)、A+B(8Ω~16Ω)
Headphone(4Ω~16Ω)
ダンピングファクター 40以上
SN比 100dB以上(IHFショートサーキット、Aネットワーク)
残留雑音 0.4mV以下(8Ω、プリ+パワーアンプ)
<プリアンプ部>
回路方式 イコライザーアンプ:オールFET直結ICL
コントロールアンプ:差動増幅NF型
入力端子 Phono1、2:2.5mV/47kΩ
Aux、Tuner:150mV/47kΩ
Tape monitor1、2:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力 300mV(RMS)
出力端子 Pre out:800mV
Tape rec1、2(Pin):150mV
Tape rec2(DIN):30mV/80kΩ
周波数特性 Phono(RIAA偏差):30Hz~15kHz ±0.3dB
Aux、Tuner、Tape mon:5Hz~70kHz +0 -1dB
トーンコントロール Bass ターンオーバー 600Hz ±10dB(100Hz)
    ターンオーバー 300Hz ±10dB(50Hz)
Treble ターンオーバー 1.5kHz ±10dB(10kHz)
     ターンオーバー 3kHz ±10dB(20kHz)
フィルター Low:30Hz、6dB/oct
High:7kHz、6dB/oct
ラウドネスコンター +5dB(100Hz)、+3dB(10kHz)
SN比(IHF-A、
ショートサーキット)
Phono1、2:80dB
Aux、Tuner、Tape:90dB
ミューティング -20dB
<総合>
使用半導体 IC:3個
トランジスタ:24個
FET:6個
ダイオード:24個
電源コンセント 電源スイッチ連動:2系統
電源スイッチ非連動:1系統
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 125W(電気用品取締法)
外形寸法 幅442x高さ144x奥行380mm
重量 10.5kg