OPTONICA SM-2000
¥53,500(1975年頃)
解説
純コンプリメンタリOCL回路のパワーアンプと、IC化したプリアンプを組合わせたプリメインアンプ。
パワーアンプ部には2電源方式の差動一段全段直結純コンプリメンタリー回路を採用しており、低歪かつ広帯域にわたってフラットな特性を実現しています。
プリアンプ部にはドイツのDIN規格に合格した高性能ICを採用しており、トランジスタ22個分以上の働きを凝縮しています。
保護回路には新開発のICを用いた純電子式保護回路を搭載しており、誤って出力端子をショートしてもICが働いてパワーアンプを保護します。
また、スピーカー保護用にリレー式保護回路を採用しており、リレー動作のタイミングを利用してスイッチ投入時のショック音も消去しています。
ロータリー式テープモニタースイッチを採用しており、テープデッキの切替やテープから他のテープへのダビングを容易に行えます。
オーディオミューティング機能を搭載しており、スイッチひとつで再生レベルを20dB下げられます。
切換スイッチにより、プリアンプ部とパワーアンプ部の単独使用が可能です。
トーンコントロール部にはハイゲインICを用いたNF型トーンコントロールを採用しています。
この回路にはトーンディフィートスイッチも備えており、スイッチひとつでフラットな特性が得られます。
マイクミキシング回路を搭載しています。
ハイカットフィルターを備えています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
<パワーアンプ部> | |
実効出力 | 25W+25W(8Ω、両ch動作、1kHz) 31W/31W(8Ω、片ch動作、1kHz) |
ミュージックパワー | 70W(8Ω、IHF) |
全高調波歪率 | 0.3%(実効出力時、8Ω) 0.05%(定格出力時-3dB、8Ω) |
混変調歪率 | 0.15%(実効出力時、8Ω) 0.1%(定格出力時-3dB、8Ω) |
出力帯域幅 | 15Hz~30kHz(IHF) |
SN比 | 100dB(クローズドサーキット) |
入力感度/インピーダンス | 450mV/50kΩ |
ダンピングファクター | 35 |
<プリアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス | Phono1、2:2.5mV/50kΩ Tner、Aux:150mV/50kΩ Tape play:150mV/40kΩ Mic:2.5mV |
SN比 | Phono1、2:60dB以上 Tuner、Aux、Tape play:75dB |
最大許容入力 | 280mVp-p(1kHz) |
出力レベル | Tape rec1、2(Pin):150mV Tape rec(DIN):30mV Pre out:450mV |
周波数特性 | Phono1、2:RIAA偏差 40Hz~15kHz ±1.5dB |
トーンコントロール | Bass:±10dB Treble:±8dB |
フィルター | High filter:7kHz、6dB/oct |
ラウドネスコントロール(定格出力-30dB) | +6dB(100Hz)、+4dB(10kHz) |
<総合> | |
電源コンセント | 電源スイッチ連動:1系統 電源スイッチ非連動:1系統 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
定格消費電力 | 42W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅417x高さ157x奥行297mm(ゴム脚、ツマミを含む) |
重量 | 8.3kg |