オーディオの足跡

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SM-1000の画像
 解説 

全段にICを使用することで安定性を高めたプリメインアンプ。

パワーアンプ部には全段直結純コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
プラスマイナス2電源方式でスピーカーをドライブするOCL回路によって高域から低周波領域まで位相変化の無い再生を可能にしています。

イコライザアンプ、プリアンプ、パワーアンプ、マイクアンプの全段に合計7個のICを採用しています。
このICはドイツのDIN規格にも合格した高性能品で、トランジスタ40個分以上の役割を果たしています。

保護回路には純電子式保護回路を組み込んだ新開発ICを採用しており、誤って出力端子をショートさせてもICが働いてメインアンプを保護します。
また、スピーカー保護のためにリレー式保護回路も搭載しています。リレー動作のタイミングを利用してスイッチ投入時のショック音を消去しています。

ダビング可能なロータリー式テープモニタースイッチを採用しています。
ロータリー式としたこで、テープデッキの切替だけでなく、テープから他のテープへのダビングもスイッチの切替だけで行えます。

オーディオミューティングスイッチを搭載しています。

プリアンプ部とパワーアンプ部は独立して使用することができます。

マイクアンプ部は1IC、1トランジスタ、2連ボリュームで構成されており、ダイナミックレンジの十分なミキシングが可能です。

別売りオプションとして木製キャビネットがありました。
このキャビネットはFM/AMチューナーST-1000と共通のものとなっており、外観の仕上げはレコードプレイヤーRP-1000やスピーカーシステムCP-1000と同一のものとすることで統一したデザインを実現しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
回路方式 IC化プリメインアンプ
ITL/OTL/OCL出力回路
連続出力 15W+15W(4Ω、歪率0.3%、両ch駆動)
13W+13W(8Ω、歪率0.3%、両ch駆動)
ミュージックパワー 60W以上(4Ω、歪率0.3%)
42W以上(8Ω、歪率0.3%)
出力帯域幅 20Hz~20kHz(1973年カタログ記載)
15Hz~30kHz(IHF、1975年カタログ記載)
周波数特性 20Hz~100kHz 1.5dB幅
高調波歪率 0.3%以下(定格出力時)
混変調歪率 0.3%以下(定格出力時)
SN比(定格出力時) Phono Mag:70dB以上
Aux:80dB以上
ダンピングファクター 30以上
入力感度 Phono Mag:2.2mV
Phono Ceramic:150mV
Aux、Tuner、Tape:150mV
Main in:150mV
Mic:2mV
出力レベル Tepe rec(Pin):150mV
Tape rec(DIN):30mV
Pre out:150mV
Phono最大許容入力 100mV以上
RIAA偏差 ±1.5dB以内
トーンコントロール Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
ラウドネスコントロール +6dB(100Hz)、+6dB(10kHz)
ミューティング -20dB
Mic最大許容入力 200mV以上
使用半導体 IC:7個
トランジスタ:10個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 65W
外形寸法 幅390x高さ125x奥行290mm
重量 5.5kg
別売 木製キャビネット SY-1000(¥4,300)