SHARP SD-SG40
¥150,000(2002年12月10日発売)
解説
1ビットデジタルアンプと、CDプレイヤー、MDデッキ、チューナーを一体化したAuviシリーズの1ビットデジタルシステム。
SD-SG40搭載の1ビットデジタルアンプは、1秒間に約560満開の超高速スイッチング動作をし、CDの128倍に相当する時間分解能を得ています。
また、アナログ音の情報量をほぼそのままデジタルで再現するため、高精度1チップ⊿Σ変調LSIを基幹デバイスとして搭載しています。これにより、アナログ信号を1ビットデジタル信号に変換し1ビット信号の状態で伝送/増幅を行っており、この高次高速1ビット⊿Σ変調により高音質化を図っています。
この1ビット方式は、直前の信号に対する高/低の変化量でデジタル信号化するため、従来のマルチビット信号処理に見られる情報の間引きや推量補間の必要がありません。
アンプ内部には素材を厳選して採用しており、基板にガラスエポキシを採用することで機械的な誘電による信号損失を低減しています。
また、音質劣化の原因となる電気的ノイズを抑えるため、金メッキを施した入出力端子やバナナプラグ対応のスピーカー端子、3ピン端子の電源ケーブルを採用しています。
アンプ・トランス部を本体かr亜分離させたデザインを採用しており、音質に影響を与えるノイズや歪の低減を図っています。
MDデッキ部は音声信号の圧縮率を高めたMDLPモードや、従来のスタンダード(ステレオ)/モノラル2倍モードにも対応しています。
CDからMDへの編集が通常の半分のスピードで行えるCD→MD倍速編集機能、1曲目に追加録音するトップポジション録音、録音する曲を選び編集dけいるまいとラックエディット(ハイパートラックエディット)、再生レベルの異なるCDを録音する際に-4dB~+10dBまで2dBステップで適切なレベルに調整して録音できるデジタル/アナログ録音レベルコントロールなどの機能を搭載しています。
CDテキスト表示に対応しており、CDテキスト対応ディスクを再生すると本体ディスプレイに文字を表示します。
FMワイド/AMシンセサイザーチューナーを搭載しています。
10キー文字入力に対応した多機能リモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | 1ビットデジタルシステム |
<CD・MD・チューナーユニット部> | |
周波数特性(JEITA) | CD、MD:20Hz~20kHz +1 -3dB |
ワウ・フラッター | CD、MD:測定限界(±0.001%W.Peak)以下 |
MD音声圧縮/伸長方式 | ATRAC/ATRAC3、24ビット演算方式 |
MDチャンネル数 | ステレオ2チャンネル モノラル(長時間モード)1チャンネル |
MDサンプリング周波数 | 44.1kHz |
入力端子 | デジタル入力端子:1系統 アナログ入力端子:1系統、500mV/47kΩ |
出力端子 | システム音声出力:1系統 アナログ出力端子:1系統、500mV/47kΩ ヘッドホン出力:16Ω~50Ω(推奨32Ω) |
システム端子 | 角型専用端子 |
チューナーバンド | FMワイド/AM |
付属機構 | 倍速編集(CD→MD、HCMS対応) ダイレクト編集(CD→MD、ワンタッチ) MDステレオ長時間録音・再生回路(MDLP) 文字・カタカナ入力(10キー式) 再生中の文字入力 トップポジション録音 デジタル/アナログ録音レベルコントロール サンプリングレートコンバーター 枚トラックエディット(リスニング中/複数曲指定可) 曲番編集(分割/合成/消去/並べ替え) モノラル2倍長時間録音 サウンドシンクロ録音 チューナープリセット選曲 AIタイマー |
<アンプ・トランス部> | |
パワーアンプ構成 | 1ビット⊿Σ変調方式 |
スイッチング周波数 | 5.6MHz |
A/Dノイズシェーピング | 7次⊿Σ変調 |
実用最大出力 | 40W+40W(総合80W) |
音質調整 | ラウドネス(2モード) |
入力端子 | システム音声入力ピンジャック |
出力端子 | スピーカー出力:4Ω |
システム端子 | 角型専用端子 |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 72W 0.145W(待機時) |
外形寸法 | CD、MD、チューナーユニット部:幅318x高さ210x奥行95mm アンプ・トランス部:幅160x高さ210x奥行154mm |
重量 | CD、MD、チューナーユニット部:約3.7kg アンプ・トランス部:約4.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン) |