OTTO/SANYO SX-441mkII
¥33,000(1台、1976年頃)
解説
クルトミューラー社の振動板を採用したスピーカーシステム。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板はSX-551と同様にドイツ・クルトミューラー社にオーダーしたもので、北欧産の針葉樹パルプを柔らかく厚手に抄造し、充分な内部損失を持たせています。
高域には2.7cmドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットはSX-551と同型のユニットで、ポールピース先端形状をダイアフラムと同形とすることでダイアフラム全面の空気負荷均一化することにより、トランジェントや指向性の改善を図っています。
ネットワーク部にはLC共振による過渡特性の劣化防止を特に留意したコンスタントネットワークを採用しています。
高域用にレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
板材には18mmの高密度パーチクルボードを厳選して使用しており、強固な木組みを施すことで鳴きを極力抑えています。また、ユニットレイアウトを左右対称とすることで安定したセパレーションを得ています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 高域用:2.7cmドーム型 |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 50W |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
最低共振周波数 | 55Hz |
周波数特性 | 40Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 2kHz |
ネットワーク | 2ウェイ、12dB/oct |
レベルコントロール | 高域:+2dB~-∞、連続可変式 |
エンクロージャー仕上げ | ブビンガ突き板 |
外形寸法 | 幅320x高さ580x奥行300mm |
重量 | 13.9kg |