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SP-100iの画像
 解説 

インナーフレームマウント方式を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。

SP-100iにはSP-100iと外観の仕上げが異なるSP-100iEX、SP-100iEX(W)の3種類のバリエーションがありました。
SP-100iはチタンブラック仕上げが施されています。また、SP-100iEXはウォルナットのポリエステル鏡面仕上げ、SP-100iEX(W)はホワイトの3層ポリエステル鏡面仕上げが施されています。

ユニットの固定方法に独自のインナーフレームマウント方式を採用しています。
SP-100iではエンクロージャー内部のほぼ中央に40mm厚のセンターバッフルが設けられており、ウーファーフレームと磁気回路をセンターバッフルに固定しています。これにより、スピーカーユニットとビスでフロントバッフルに固定する従来の方式とは異なり、ユニットとフロントバッフルの振動的な接点をゼロにすることができ、原理的にフロントバッフルの振動を排除しています。
さらに、ツィーターは天板にアルミダイキャストベースで固定するトップマウント方式とすることでユニット間の干渉も徹底的に排除しています。
独自のインナーフレームにはその他にもメリットがあります。一般的なユニットのフレームはデザイン的な要素が強く、不要共振の元凶と言えます。そこで、ユニットのフロントバッフルへの取付部分を無くし、しかも頑強な構造のフレームを採用することで磁気回路と振動板を支えるというフレームの基本に徹しています。

低域には21cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはSSCF(スーパースレンダー・カーボンファイバー)を採用しています。この振動板の表スキンには極細1000フィラメントカーボンSSCFと適度な内部損失をもたせた特殊バインダーを採用しており、軽くしなやかな振動板によってカーボン固有の鳴きを抑えています。また、3層構造とすることで剛性を高めており、振動板の理想形に近づけています。
エッジ部にはインナーエッジを採用しており、表面では無く振動板の裏からエッジを固定しています。これによりエッジの表面面積を極小とし、エッジの鳴きを少なくすることで微小入力時から大入力時までリニアリティの良い動作を実現しています。
磁気回路には120φの大型ストロンチウムマグネットを採用しており、30cmクラスのウーファーに匹敵する強力なドライブ能力を実現すると同時に低歪率化を達成しています。さらに100φのサブマグネットを加えたツインマグネット方式とし、さらに防磁カバーを装備することで漏れ磁束を極小にしています。

高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはツインダイアモンドプレーティングダイアフラムを採用しています。この振動板ではベース素材にはチタンを採用しており、その表と裏にダイアモンドをイオンプレーティングしています。これにより振動板の立ち上がりを格段に高め、ハイスピードではいトランジェントな高域特性を達成しています。
磁気回路には80φと75φのストロンチウムマグネットを用いたツインマグネット方式としており、防磁カバーも備えています。
フレームにはダイキャストフレームを採用しています。

ネットワーク部は音響特性で評価の高い50mm角の米松無垢材をくり抜き、ネットワーク素子が干渉しないように異なる方向から吸音材にくるんで取り付けています。これによりエンクロージャー内部の音圧とエンクロージャーの振動からネットワーク素子をアイソレートし、振動による影響を排除しています。
また、ネットワーク素子同志の干渉を防ぐため2分割構造としています。
結線部は接触抵抗の少ないカシメ方式を採用しており、各ユニットへの電流密度を均一化し、入力信号のロスを防いでいます。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートを背面に設けたリアダクト方式を採用しており、スピーカーユニットからの音を濁さずにエンクロージャー内の背圧を効果的に利用しています。
サランネット取付用の固定穴から生じる空洞共振を防ぐため、フロントバッフルから固定穴を排除し、サランネットをサイドバッフルに固定する方式を採用しています。

スピーカー端子には大型OFC金メッキスピーカー端子を採用しています。
空洞共振を防ぐため、スピーカー端子をリアバッフルに直付けしています。

別売りオプションとして専用のスピーカースタンドがありました。
底板は50mm厚、天板は30mm厚、支柱は25mm厚のMDFによる構造となっており、スピーカーをしっかりと支えています。また、支柱の中にグラスウールやフェルトなどの吸音材や砂を入れることができ、部屋に合わせた音質チューニングが可能です。
このスタンドは外観の仕上げに4種類のバリエーションがありました。

別売りオプションとしてスピーカーベースがありました。
減衰特性に優れた大型の純銅製インシュレーターを埋め込んだ木製のスピーカーベースで、スピーカーをセットする場所の影響を最小限に抑えることが可能です。
木製ベースは40mm厚で、前後の幅を変えることで定在波の発生を防いでいます。
好みに応じて銅製インシュレーターをスピーカー側あるいは床側の向きにすることで音質を微妙に調整できます。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
ユニット 低域用:21cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 40Hz〜30kHz
最大入力 120W
インピーダンス
出力音圧レベル 88dB/W/m
クロスオーバー周波数 1.5kHz
外形寸法 グリル無:幅270×高さ450×奥行332mm
グリル付:幅280×高さ450×奥行342mm
重量 SP-100i:19kg
SP-100iEX:19.3kg
別売 スピーカースタンド L-100(チタンブラック仕上げ、2台1組、\28,000)
スピーカースタンド L-100(W)(ホワイト仕上げ、2台1組、\28,000)
スピーカースタンド L-100EX(鏡面仕上げ、2台1組、\70,000、受注生産)
スピーカースタンド L-100EX(W)(ホワイト鏡面仕上げ、2台1組、\70,000、受注生産)
スピーカーベース L-50(チタンブラック塗装仕上げ、1セット、\15,000)
スピーカーベース L-50(W)(ホワイト塗装仕上げ、1セット、\15,000)