SANSUI D-W9
¥74,800(1982年頃)
解説
2台同時録音やシリーズ録音が可能なダブルカセットデッキ。
D-W9ではA・B両デッキでの同時録音が可能です。
SERIESモードによってAデッキが終わるとBデッキが動作するシリーズ録音/再生も可能です。また、Bデッキ再生後にAデッキがエンド状態でなければ再びAデッキへリレーすることができます。
最大15曲のランダム自動選曲機構であるRMPS(Random Music Program Search)を搭載しており、A・B両デッキとも好きな曲を好きな曲順で再生できます。
また、RMPSの曲数表示やメモリー表示はLEDで表示され、一目で確認できます。メモリーした曲が終了するとEマークが表示され、再びメモリーすることができます。
自動編集録音機構(コンピュ・エディット)を搭載しています。
マイコン制御ワンキー・フルロジックコントロール方式を採用しており、1系統の操作系でA・Bデッキの操作を行います。
マイク入力を搭載しており、トリプルマイクミキシングが可能です。
トリプルマイクミキシングでは、再生中のプレイバックミキシング、ソースとマイクとのミキシング録音(AまたはBデッキ単独、およびA・Bデッキ同時)、Aデッキで再生しながらマイクミキシングしたものをBデッキで録音することができます。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーCタイプを搭載しており、テープヒスノイズが20dB天倪できます。
また、ダビング時はにはドルビーが二重で働くのを防ぐため、ドルビーOFFとなります。
メカニズム部には2+1モーター・コンピューター制御フルロジックメカニズムをA・B両デッキに搭載しています。
このメカニズムではメカ駆動用に専用モーターを使用することでスムーズで静かな動作を可能にしています。
A・B両デッキともテープの種類を自動的に検知するLED表示のオートテープセレクターを搭載しています。
録音レベル設定ミスを防ぐ自動録音レベル調整機構を搭載しています。
全ての操作時に電子音がなるように設計されており、動作確認が可能です。
タイマーREC/PLAYスイッチを装備しており、AデッキからBデッキへのシリーズ長時間留守録音と目覚まし再生が可能です。
リーダーテープ部分を早送りし、テープをスタンバイ状態にするテープリードイン機能を搭載しています。
4秒間の無録音によって曲間を作れるオートRECミュート機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | ダブルカセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
ヘッド | 録音&再生:ハードパーマロイヘッドx2 消去:ダブルギャップ・フェライトヘッドx2 |
モーター | キャプスタン用:電子制御DCモーターx2 リール用:DCモーターx2 メカ駆動用:DCモーターx2 |
ワウ・フラッター | 0.04%以内(WRMS) ±0.08%(W.peak、EIAJ) |
早巻時間 | 約90秒(C-60) |
周波数特性(-20VU) | メタルテープ:20Hz~19kHz(30Hz~18kHz ±3dB) CrO2:20Hz~18kHz(30Hz~17kHz ±3dB) LH:20Hz~16kHz(30Hz~15kHz ±3dB) |
SN比(録再、1kHz、信号レベル 3% 3次高調波歪、メタルテープ) |
ドルビーoff:58dB以上 ドルビーB:5kHz以上で10dB改善 ドルビーC:1kHz以上で20dB改善 |
入力感度/インピーダンス (1kHz、0VU) |
Mic:0.5mV/200Ω~5kΩ Line:150mV/47kΩ |
出力レベル(1kHz、0VU) | Line:350mV/47kΩ ヘッドホン:130mV/33Ω |
消費電力 | 21W |
外形寸法 | 幅430x高さ111x奥行312mm |
重量 | 6.4kg |
付属 | ピンプラグコード2本 クリーニング棒1袋 ミニプラグコード(コンピュ・エディット用)1本 |