SANSUI D-370
¥59,800(1981年発売)
解説
ドルビーCを搭載したステレオカセットデッキ。
独自のマイクロコンピューター技術を投入したDACS8(Digital・Auto・Computerized・Scanner8)を搭載しており、マイクロ・コンピューターによるオート動作を実現しています。また、1つのスイッチにいくつもの機能を集中せずに、8つのスイッチを並べて機能を分担することで操作性の向上を図っています。
デュアルモード電子カウンターを搭載しており、ワンプッシュで通常の電子カウンターからリアルタイムカウンターに変わります。
タイムベースを内蔵した方式なので、テープの厚さやハブの直径による誤差のないリアルタイムカウントを可能にしています。
デュアルメモリーファンクション機能により、スタート番地(0000)と終了番地(任意)をメモリーすることで、聴きたい所から聴きたい所までリピートプレイさせることが可能です。
サンスイ独自のスタンバイ、プレイ切替式の2モードAMPS(Automatic Music Program
Search)をさらに発展させた4モードAMPS機構を搭載しています。例えば、瞬間に1曲頭出しをして待機するスタンバイ、即座にスタートするプレイや、1曲プレイのあと自動的に巻戻され待機する1曲リピートのスタンバイ、プレイなどが可能です。
サンスイのランダム自動選曲機構搭載のプレイヤー(FR-D50A、P-M7)とのコンビで自動編集録音が可能です。
標準装備のアダプターコードを接続するこtで、好きな曲だけ好きな曲順でレコード演奏するランダム自動選曲をそのままテープにコピー編集できます。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーCを搭載しており、1kHzで20dBのノイズ低減を可能にしています。
キャプスタンとリール駆動のそれぞれに専用モーターを使った2モーターメカニズムを採用しています。
特にテープ走行において重要なキャプスタンドライブには、コッキングの生じないコアレスSBL(スロット・ブラシレス)モーターによるダイレクトドライブ方式を採用し、優れた回転精度を実現しています。
最適なヘッドタッチと安定したテープ走行を実現するサンスイ独自のローラーバックテンション機構を搭載しています。
録再にはダイナロイヘッドを採用しています。
12ドットLEDピークレベルメーターを搭載しています。
4秒の無録音部分を作るREC MUTE、テープの巻始め部分をパスするテープリードイン機能、留守録、目覚ましに対応した録再切替式タイマースイッチを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
ヘッド | 録再:ハイBsダイナロイヘッド 消去:ハイBsダブルギャップ・フェライトヘッド |
モーター | キャプスタン用:FGサーボDDコアレスモーター リール用:DCモーター |
ワウ・フラッター | 0.03%以内(WRMS) ±0.06%(W.peak、EIAJ) |
早巻時間 | 約80秒(C-60) |
周波数特性(-20VU) | メタルテープ:20Hz~19kHz(30Hz~18kHz ±3dB) CrO2:20Hz~18kHz(30Hz~17kHz ±3dB) LH:20Hz~16kHz(30Hz~15kHz ±3dB) |
SN比(録再、1kHz、信号レベル 3% 3次高調波歪、メタルテープ) |
ドルビーoff:60dB以上 ドルビーB:70dB以上(5kHz以上) ドルビーC:80dB以上(1kHz以上) |
入力感度/インピーダンス (1kHz、0VU) |
Mic:0.4mV/200Ω~5kΩ Line:70mV/47kΩ |
出力レベル(1kHz、0VU) | Line:350mV/47kΩ ヘッドホン:100mV/8Ω |
消費電力 | 25W |
外形寸法 | 幅430x高さ111x奥行324mm |
重量 | 6.4kg |
付属 | ピンプラグコード2本 ミニプラグコード(コンピュ・エディット用)1本 クリーニング棒1袋 |