SANSUI SE-8
¥33,800(1977年頃)
解説
アンプのクオリティを生かした、音質優先で開発されたグラフィック・イコライザー。
SE-8には、厳選されたパーツや、アンプ作りのノウハウを生かした半導体インダクター回路を採用しており、歪率、SN比を向上させています。
半導体インダクター回路の採用により磁気歪の発生や電磁誘導によりハムやノイズを拾ってSN比を悪化させていたコイルを追放しています。
10帯域左右独立可変スライドボリュームで構成されており、ISO規格に基くプロ機と同じ設定でイコライジングが可能です。
スペクトラム・アナライザーを搭載しており、左右単独または左右をミックスした信号のレベル量を表示できます。
また、3~4秒間静止できるピークホールド機能を搭載しています。
テープ入力を2系統搭載しており、モニターとダビングをそれぞれ独立して選択できます。
また、テープの再生、録音、Tape1→Tape2のダビングのいずれの場合もワンタッチでイコライジングが可能です。
Defeatポジションスイッチを搭載しており、onにするとイコライザー回路を通さず、直接入出力回路が接続できます。
機種の定格
型式 | ステレオグラフィックイコライザー |
可変範囲 | ±12dB、左右独立 |
中心周波数 | 32Hz、63Hz、125Hz、250Hz、500Hz, 1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHz |
入力感度/インピーダンス | Input:1V/30kΩ Tape1、2:1V/30kΩ |
出力レベル/インピーダンス | 1V/30kΩ(定格出力) |
全高調波歪率 | 0.008%(定格出力) |
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB(フラットポジション時) |
SN比(IHF) | 110dB |
ゲイン | 0dB(フラットポジション時) |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅430x高さ130x奥行277mm |
重量 | 4.4kg |