SANSUI CA-303
¥88,000(1970年頃)
解説
管球式のプリアンプ。
回路構成はマランツの#7に似た構造となっています。#7と異なる部分は、イコライザー段の終段に12AT7を採用し、イコライザー段の低域時定数を2段としている点です。
シャーシ構造は一列に並んだ6本の真空管上部のスペースに3チャンネル・アンプ用のトランジスタ式、チャンネルディバイダーが組み込まれています。
テスト信号発振回路を搭載しておりテスト信号(100Hz、1kHz、10kHz)を発振することが可能です。
ロー・ハイフィルター、ミューティングスイッチ、クロスオーバー周波数可変チャンネルフィルターを搭載しています。
機種の定格
型式 | プリアンプ |
出力電圧 | 2V(定格) 10V(最大) |
周波数帯域 | 10Hz~50000Hz |
入力感度/インピーダンス | Phono1、2:2.0mV/30kΩ 50kΩ 100kΩ切換式 AUX:200mV/250kΩ |
SN比 | 80dB |
全高調波歪率 | 0.1%(定格出力) |
トーンコントロール | 高域:20kHz、+12dB~-8dB(2dBステップ) (可変周波数、1800、3400、6000Hz及びディフィート) 低域:20Hz、+12dB~-8dB(2dBステップ) (可変周波数、159、340、700Hz及びディフィート) |
構成 | 真空管x6 トランジスタx2 ダイオードx8 |
外形寸法 | 幅435x高さ155x奥行281mm |
重量 | 10kg |