オーディオの足跡

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B-209 The Tubeの画像
 解説 

熟練のクラフトマンシップにより一台一台手作りで完成させた真空管パワーアンプ

B-209の開発には、チェスキーレコードの録音に使用されているA/Dコンバーターの真空管式アナログ部を設計したGeorge Kaye氏をキーパーソンとして起用し、さらにKaya氏のもと、真空管、コンデンサやDaleの抵抗など、主要な高品質パーツも米国で手配されており、サンスイのアンプ技術とGeorge Kaye氏の真空管アンプの手法を高い次元で融合しています。

真空管は、出力管にAU-111に使用していた入手しやすい6L6GCプッシュプルを採用し、整流管に5U4G、入力管に6SL7、ドライバー管に6SN7を直流点火で使用し、優れた聴感S/Nを獲得しています。
また、配線に関しては基盤を使用せずにハンドメイドによる配線を徹底し、基盤全体から生じる固有振動の問題を解決しています。
銀メッキ線による内部配線、テフロンコーティングを施した主要ワイヤーなど、すべてダイレクトワイヤリングです。
また、グランド配線はワンポイントアース方式のワイヤリングを行い、正しい電気回路動作をコントロールしています。

電源部には、150%の余裕を誇る電源トランス、スプラグ社使用1200μFx2のフィルターコンデンサーを使用しています。
さらにカップリングコンデンサーはKimber cap、アウトプットトランスはOFC材と特殊ワックスによる充填材を組合わせて使用し、また、電源部を中央に配してシンメトリーレイアウトとすることで、信号経路を最短化するとともに最適重量バランスを実現し、振動の発生・伝達を制御しています。

外見の仕上げにも徹底したこだわりを持って作られています。
フロントパネルは最大14mm厚のシャンパンゴールドのアルミ梨地とローズウッドの天然無垢材を組合わせており、アルミボンネット、ダブルボトムシャーシを採用しています。
操作ノブは真鍮切削加工されたベースに象嵌細工仕上げのものを使用し、フロントパネルに刻まれた「山水」ロゴマークは、文字をパネル彫刻加工後、電気鋳造表面18金メッキ仕上げで埋め込んだものです。
また、センターウッドパネルのモデル名は象嵌細工文字のポリエステルサテン仕上げとなっています。

真空管の取り付けソケットにはセラミックボディで銀製ピンを使用しています。

金メッキ処理の入力端子を採用し、出力端子はバナナプラグ対応です。

コネクター式金メッキプラグACコードを搭載。

左右独立運動ボリューム。

バリアブル2系統、ダイレクト1系統の入力端子搭載。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
定格出力 30W+30W(4Ω~8Ω)
全高調波歪率 0.5%(1W)
周波数特性 5Hz~50000Hz(1W±3dB)
入力感度 バリアブル:220mV
ダイレクト:500mV
入力インピーダンス 100kΩ
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 200W
外形寸法 幅445x高さ190x奥行445mm
重量 24.5kg