SANSUI AU-α507NRA
¥93,000(1998年発売)
解説
Ultimate α-Xバランス回路を採用したプリメインアンプ。
Ultimate α-Xバランス回路は、ドライバー段の電流マージンを従来の2倍に高めAクラス動作させることによって、初段、ドライバー段、ファイナルステージの入力から出力に至る伝送・増幅過程で、優れた動作環境を実現しています。
ドライバー段には位相反転無しで+−の出力を取り出せるNEWダイアモンド差動回路を採用しています。これにより瞬間的な入力信号に対しても優れた電流供給能力を持ち、聴感上有害なTIM歪の発生を抑えています。
出力段のL・Rの+側と−側に計4つの専用アンプを配し、+−両方から同条件でスピーカーをダイナミックにドライブするNM-LAPTシングルプッシュプル方式を採用しています。
電源部にはα-Xバランス電源を採用しています。
出力段をバランス型クローズに、初段を上限対称バランス型定電流型電源にし、トランス2次側も別巻線とした、アースから完全独立のクローズドループ構成となっています。
振動の発生を極小に抑えるために新形状の放熱器を採用しています。
楕円形のインシュレーターを採用することで、振動を効果的に分散しています。
極性表示付電源コードを採用しています。
機種の定格
型式 | インテグレーテッドアンプ |
<パワーアンプ部> | |
実効出力(10Hz~20kHz、 両ch同時動作) |
80W+80W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
全高調波歪率(実効出力時) | 0.003%以下(8Ω) |
混変調歪率 | 0.003%以下(8Ω) |
ダンピングファクター | 150(8Ω) |
周波数特性(1W) | DC~300kHz+0 -3dB |
SN比(Aネットワーク) | 120dB以上 |
ダイナミックパワー | 280W(2Ω) 180W(4Ω) 130W(6Ω) |
TIM歪(SAWTOOTH) | 測定限界値以下 |
スルーレイト | 180V/μsec |
ライズタイム | 0.6μsec |
<プリアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス (1kHz) |
Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:300μV/100Ω CD、Tuner、Line、MD/Tape1、Tape2:150mV/20kΩ |
Phono最大許容入力 | MM(THD 0.01%):210mV MC(THD 0.1%):21mV |
周波数特性(1W) | Phono MM:20Hz~20kHz±0.2dB CD、Tuner、Line、MD/Tape-1、Tape-2:DC~300kHz+0 -3dB |
SN比(Aネットワーク) | Phono MM:88dB以上 Phono MC:70dB以上 CD、TUner、Line、MD/Tape-1、Tape2:110dB以上 |
トーンコントロール | Bass最大変化量:±6dB(50Hz) Treble最大変化量:±6dB(15kHz) |
サブソニックフィルター | 16Hz(-3dB)、6dB/oct |
ラウドネス | +8dB(50Hz) +4dB(10kHz) |
<総合> | |
定格消費電力 | 160W |
外形寸法 | 幅432x高さ165x奥行450mm |
重量 | 15.5kg |