オーディオの足跡

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AU-666の画像
 解説 

音質、機能、発展性はもとより、機能美あふれるデザインでスピーカーシステムとの関連性を追及してうまれたプリメインアンプ。

メインアンプ部は2段差動増幅回路と出力トランジスタにもPNPとNPNを使用した出力コンデンサレスのプラス・マイナス2電源による完全直結、完全コンプリメンタリ・ダーリントン回路方式となっています。
このため、直流域からオーディオ全域に均等なNFがかかり、ダンピングファクター、出力特性が超低域まで一定となり、スピーカーの超低域でのアバレが激減され、アンプ、スピーカーとも混変調歪が少なくなっています。
また、PNPとNPNの組み合わせにより歪成分が打ち消されるのでアンプ自体の歪も低く押えられています。

プリアンプ部には特に選別された低ノイズ・シリコントランジスタをしようして、ノイズを限界まで小さくしています。

カップリングコンデンサに位相歪が大きく伝送特性の悪い電解コンデンサを使わないために、極力直結回路を用い、コンデンサを高くして、マイラーコンデンサを使っています。
また、電解がどうしても必要な部分にはマイラー型を並列に使い、高域特性を改善しています。

Bass、Trebleに加えMidrangeの調節も可能なトリプルトーンコントロールを搭載しています。
左右別々に調整できるので、プログラムやルームアコースティックのより正確な補正が可能となっています。

プリアンプ部、メインアンプ部を切り離して使用する事も可能です。

A、Bの2系統のスピーカー出力を搭載しています。

温度保証用に専用トランジスタと、2段差動アンプには、更に差動アンプを安定化させる差動アンプ安定化回路を採用しています。
また、6本の速断ヒューズを使って万一の場合でも完璧に保護します。

メインアンプのプラスとマイナス電源、およびプリアンプ電源には、それぞれ独立したリップルフィルター回路をつけており、電源を安定化させています。

NF型のローフィルター、ハイフィルター、ラウドネスコントロール、テープモニター回路、ヘッドホンジャック、ミューティングスイッチ、マイク入力ジャック等を搭載しています。

機種の定格
ステレオプリメインアンプ
<メインアンプ部>
定格出力
ミュージックパワー(IHF): 100W(4Ω)
80W(8Ω)
実効出力: 45/45W(4Ω)
35/35W(8Ω)
全高調波歪率 0.5%以下(定格出力)
混変調歪率(SMPTE、60Hz:7kHz=4:1) 0.5%以下(定格出力)
パワー・バンドウィズ(IHF) 10Hz~40000Hz(8Ω)
周波数特性 10Hz~70000Hz、±1dB
チャンネル・セパレーション 60dB以上(1kHz、定格出力)
ハム及び雑音(IHF) 100dB以上
入力感度/インピーダンス 1V(定格出力)/50kΩ以上
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピング・ファクター 40(8Ω負荷)
<プリアンプ部>
出力電圧 最大出力:5V
定格出力:1V
全高調波歪率 0.1%以下(定格出力電圧)
周波数特性 20Hz~40000Hz、±1dB
チャンネル・セパレーション Phono1、2:50dB以上
Tuner、AUX:50dB以上
ハム及び雑音(IHF) Phono1、2:70dB以上
Tuner、AUX:80dB以上
入力感度(1kHz、定格出力電圧)/インピーダンス Phono1、2:2mV/50kΩ
MIC:3mV/50kΩ
Tuner:180mV/100kΩ
AUX:180mV/100kΩ
Tape Play(Pin):180mV/100kΩ
Tape Recorder(Din):180mV/100kΩ
録音出力 Tape Rec(Pin):180mV
Tape Recorder(Din):30mV
イコライザー Phono:RIAA NF型
MIC:Flat NF型
コントロール Bass:30Hz、±16dB
Midrange:1500Hz、±5dB
Treble:15000Hz、±15dB
スイッチ ロー・フィルター:20Hz、-10dB
ハイ・フィルター:20kHz、-10dB
ミューティング -20dB
<総合>
構成 トランジスタ:31
ダイオード:5
電源電圧 100V、50Hz/60Hz
消費電力 240W
外形寸法 幅415x高さ127x奥行278mm
重量 9.75kg