オーディオの足跡

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AU-555の画像
 解説 

音響回路設計だけでなく、試聴テストを繰り返して探究し、開発したプリメインアンプ。

パワートランジスタには、エピタキシャルシリコントランジスタを使用しているのをはじめ、イコライザー回路には、特に選別されたローノイズシリコントランジスタなど、全段シリコントランジスタを採用しています。

パワートランジスタにエピタキシャル型シリコントランジスタを使用したコンプリメンタリーダーリントン回路のSEPP-ITL-OTL方式を採用しています。

トランスにはサンスイのトランス技術をフルに発揮して、トランジスタアンプ用に特別設計された、パワートランスを採用しています。

ダンピングファクターは、どのようなスピーカーシステムの特性にもあうようにHigh(45)、Low(12)の2段に切り替えられるスイッチを搭載しています。

中間アンプ部は、低雑音シリコントランジスタによる、NF型トーンコントロールを採用しています。
また、高音と低音、さらに左右チャンネルが単独に調整できるトーン回路を搭載しています。

全増幅回路をNFアンプで構成することで、周波数特性、歪、S/Nを改善しています。

出力端子を誤ってショートさせてもパワートランジスタを破損しないように、サンスイ独自の純電子式PSC(保護)回路が採用されています。
さらに、パワートランジスタに速断ヒューズを組合わせて、確実に安全を保障する二重安全保障装置となっています。

プリアンプ、メインアンプが別々に使用できるように設計されています。

ラウドネスコントロールや、録音しながら、録音したソースを再生モニターできるテープモニター、ヘッドホン端子、ミューティング回路などを搭載してます。

A、Bの2系統のスピーカー出力を搭載しており、単独、または同時に再生することが出来ます。

機種の定格
                 
型式 ソリッドステート・プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力
ミュージックパワー(IHF): 60W±1dB(4Ω)
50W±1dB(8Ω)
実効出力: 25/25W±1dB(4Ω)
20/20W±1dB(8Ω)
全高調波歪率 0.5%
混変調歪率(60Hz:7000Hz=4:1) 0.8%
パワーバンドウィズ(IHF) 20Hz~30000Hz(歪率 0.5%)
周波数特性 20Hz~80000Hz、±1dB(常用出力にて)
ハム及び雑音(IHF) クローズドサーキット:100dB
入力感度/インピーダンス 1V/100kΩ
ダンピングファクター High:45
Low:12
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
<プリアンプ部>
出力電圧 最大出力電圧:3V
定格出力電圧:1V(150Ω)
全高調波歪率 0.1%(定格出力電圧)
周波数特性 20Hz~50000Hz、±1dB
ハム及び雑音(IHF) ボリューム最小:100dB
Phono1、2(クローズドサーキット):80dB
Tape Head 19cm/sec.(クローズドサーキット):75dB
AUX1、2(オープンサーキット):80dB
入力感度/インピーダンス Phono1:2mV/47kΩ
Phono2:2mV/100kΩ
Tape Head 19cm/sec.:1.5mV/200kΩ
MIC:3.5mV/10kΩ
AUX1:200mV/100kΩ
AUX2:140mV/100kΩ
Tape Monitor:150mV/100kΩ
録音出力 Phono1、2:37.5dB
Tape Head 19cm/sec.:40dB
MIC:32.5dB
トーンコントロールTreble:20kHz、±13dB
Bass:20Hz、±16dB
ラウドネスコントロール(ボリューム-30dB):50Hz、+8dB
10kHz、+2.5dB
ハイフィルター:20kHz、-10dB
ローフィルター:30Hz、-12dB
ミューティング:-20dB(20Hz~20000Hz)
<総合>
トランジスタ 2SA561x2、2SC281x2、2SC369x2
2SC646x4、2SC733x2、2SC734x4
2SC458LGx2、2SC458Lx4
合計22石
ダイオード 10D-1x4、IN60x2
合計6石
サーミスタ DS410x4
S.C.R. 2SF-656x1
電源 AC100V、117V、220V、240V、50Hz/60Hz
消費電力 120W(最大)
外形寸法 幅382x高さ111x奥行267mm
重量 7.9kg