SANSUI AU-22
¥45,000(1974年発売)
解説
オールIC設計を採用したプリメインアンプ。
パワー段に高い信頼性とS/N比に優れたハイブリッド型ICを採用しています。
回路構成はオーソドックスな準コンプリメンタリー方式となっています。
イコライザー部には高利得ICを採用しています。これによりNFBを大きくかける事ができ、周波数特性が平坦となり、歪率やS/N比も向上しています。
トーンコントロール部にはモノリシックICを採用しています。
調整はクリックストップ式となっており、10段階に補正が可能です。
ハイフィルターやラウドネススイッチを搭載しています。
インプットセレクターにはプッシュ式を採用しており、ワンタッチで素早く行えます。
2系統のスピーカーが接続できます。
フロントパネルにマイクジャックを設けており、様々な使い方に対応しています。
AU-22ではフロントパネルのコントロールスイッチ類の接続に、ケーブルを使った配線ではなく、プリント基板に直接取り付ける方式を採用しています。
これにより配線に起因するトラブルを解消し、信頼性や耐久性を高めています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力(1kHz) | 13W+13W(8Ω、両ch動作) 15W/15W(8Ω、片ch動作) |
ミュージックパワー(IHF、1kHz) | 50W(4Ω) |
全高調波歪率 | 0.8%以下 |
混変調歪率 | 1.0%以下(定格出力、70Hz:7kHz=4:1、SMPTE) |
パワーバンドウィズ(IHF) | 30Hz~22kHz |
周波数特性 | 30Hz~40kHz +1.0 -2.0dB(1W出力時、メインアンプ) |
RIAA偏差 | 30Hz~15kHz ±1.0dB |
ダンピングファクター | 30(8Ω) |
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ Tuner、Aux:150mV/50kΩ Tape monitor(PIN/DIN):150mV/50kΩ Mic:2.5mV/10kΩ |
Phono最大許容入力 | 100mV(THD 0.5%以下) |
出力電圧(1kHz) | Tape rec(PIN):150mV |
チャンネルセパレーション(1kHz) | Phono:45dB以上 Aux、Tuner:45dB以上 |
ハム及びノイズ(IHF) | Phono、Mic:65dB以上 Tuner、Aux、Tape monitor:75dB以上 |
トーンコントロール | Bass:±12dB(50Hz) Treble:±12dB(20kHz) |
ラウドネス(Vol-30dB) | +10dB(50Hz)、+8dB(10kHz) |
ハイフィルター | 7kHz、-3dB(6dB/oct) |
定格消費電力 | 45W |
外形寸法 | 幅400x高さ120x奥行240mm |
重量 | 5.5kg |