SANSUI AU-1100
¥32,000(1975年発売)
解説
AU-3300と同一のオーディオ思想を持つプリメインアンプ。
回路構成には全段直結OCLピュアコンプリメンタリー回路を採用しています。
初段には特性が揃い安定度に優れたデュアルトランジスタを使用しており、差動アンプとしています。
イコライザー部は初段に厳選した低雑音トランジスタを用いた2段直結回路を採用しています。
トーンコントロール部には10段階のクリックストップ式を採用しています。
回路構成は2段直結トーンアンプとCR型回路によって素直な特性を得ています。
レベル調整が可能なマイクミキシング回路を搭載しています。
ミキシングされた音声は録音出力から取り出せます。
2系統のスピーカー出力を搭載しています。
±2電源方式を採用しており、スイッチ切替時に発生するクリックノイズを軽減させています。
入力セレクターにはワンタッチプッシュボタン式を採用しています。
ハイフィルター、ラウドネス、テープモニター、モード切替、ヘッドホンジャックなどの機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力 | 22W+22W(8Ω、両ch動作、40Hz~20kHz) 25W+25W(8Ω、両ch動作、1kHz) 28W+28W(8Ω、片ch動作、1kHz) |
ミュージックパワー | 84W(4Ω、1kHz) |
全高調波歪率 | 0.15%以下 |
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1、SMPTE) | 0.2%以下(定格出力) |
パワーバンドウィズ(IHF) | 10Hz~40kHz(8Ω) |
周波数特性(1W時) | 10Hz~40kHz +0.5 -1.5dB |
RIAA偏差(30Hz~15kHz) | ±0.5dB |
ダンピングファクター | 50(8Ω) |
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ Mic:2.5mV/10kΩ Tuner、Aux、Tape Monitor:130mV/50kΩ |
Phono最大許容入力 | 200mV(1kHz、THD0.2%以下) |
出力電圧(1kHz) | Tape Rec(Pin):100mV |
チャンネルセパレーション(1kHz) | Phono:60dB以上 Tuner、Aux、Tape rec:65dB以上 |
ハム及びノイズ | Phono:75dB以上 Mic:65dB以上 Aux、Tuner、Tape Monitor:90dB以上 |
トーンコントロール | Bass:±12dB(50Hz) Treble:±12dB(15kHz) |
ラウドネス(Volume-30dB時) | +10dB(50Hz)、+8dB(10kHz) |
ハイフィルター | -3dB(7kHz)、6dB/oct |
消費電力 | 58W(定格) 156W(最大) |
外形寸法 | 幅400x高さ120x奥行240mm |
重量 | 5.5kg |