PROCEED PDP
¥380,000(1990年発売)
解説
PCDのために開発されたD/Aコンバーター回路及びアナログオーディオ回路をベースに、独自のインターフェイス回路を加えて開発されたD/Aコンバーター。
PDPでは、入力段のインターフェース回路でデジタル信号の改善が行われます。
この回路では、入力信号はコンピューター用の最高級パルストランスを経由し独自のDASレシーバー回路に入力されます。ここで、伝送経路で受けた変形を除去し、波形を原信号に近い形で整えた上で、D/Aコンバーター段へ送り出しています。
アナログ回路には、マークレビンソンのアンプ開発で得た成果を最大限に取り入れています。
また、電源回路にはPCD用のものをそのまま採用し、PCDに比べ負荷の少ないPDPで余裕のある電源供給を実現しています。
デジタル入力端子は、同軸型3系統とバランス型1系統の計4系統が設けられており、フロントパネルのセレクトスイッチで選択します。選択されたデジタル信号は自動的にサンプリング周波数が判別され、32/44/48の中から該当する周波数がディスプレイに表示されます。
出力端子はアンバランス型、バランス型各1系統のほか、同軸デジタル出力端子を搭載しています。
このデジタル出力は、入力されたデジタル信号をそのまま出力させるのではなく、入力段のインターフェース回路にあるDASレシーバーによって波形を整えたうえで出力されるようになっています。
機種の定格
型式 | D/Aコンバーター |
周波数特性 | 10Hz~20kHz +0 -0.2dB |
全高調波歪率 | 0.004%(1kHz、0dB) |
SN比 | 105dB |
チャンネルセパレーション | 120dB |
ダイナミックレンジ | 98dB以上 |
出力インピーダンス | 1Ω以下 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅214x高さ87x奥行397mm |
重量 | 7.0kg |