Pioneer PT-R5
¥24,000(1980年頃)
解説
PT-R7Aで培われたノウハウを受け継ぎ、スーパートゥイーターとして既製のスピーカーシステムに追加できるリボントゥイーター。
クロスオーバー周波数10kHz、減衰特性12dB/octのネットワークを内蔵しています。
このためPT-R5をそのまま接続するだけで10kHz以上のエネルギー特性を改善することが可能です。
超軽量振動板を全面駆動し、さらにインダクタンスを大幅に減らした給電方式と、低損失設計のマッチングトランスにより120kHzの超高域再生を実現しています。
給電方式は、往路復路の2枚の銅板を薄い絶縁しを介して密着させた上に、リボンと銅板も出来る限り接近させて平衡に配置させたパイオニア独自の方式で、これによってお互いの導体が発する磁束を打ち消して、インダクタンスを大幅に減少しています。
リボンの優れた振動を直接空気に伝えるため、ダイレクトラジエーターの良さを生かしたショートホーン設計となっています。
内蔵ネットワークをパスするダイレクト端子も搭載しています。
機種の定格
型式 | リボントゥイーター |
入力インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 10kHz~120kHz |
最大入力 | 80W(内蔵ネットワーク使用時) |
定格出力 | 40W(内蔵ネットワーク使用時) |
出力音圧レベル | 94dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | -12dB/oct時、10kHz以上 |
総磁束 | 92,000Maxwell |
空隙磁束密度 | 7,900Gauss |
外形寸法 | 幅87x高さ63.5x奥行144mm |
重量 | 1.2kg |