Pioneer PAX-20A/PAX-8A
¥3,700(1960年代後半頃?)
解説
20cmコーン型ウーファーPW-20A(PW-8)にコーン型トゥイーターを追加した2ウェイ同軸型スピーカーユニット。
インチ表記からセンチ表記に変更した際に、それに合わせて型番もPAX-8AからPAX-20Aに変更されました。
低域用コーンにはパイオニア独自のAPC方式パラボリック・コーンを採用しています。このAPC方式で製造されたコーン紙は質量が少なく、大きなヤング率や優れた内部損失を持っています。このコーン紙の内部損失による制動と、エッジ部分の特殊ビスコロイド処理によって中域の特性を平坦化しています。また、コーンの形状はパラボリック形状としています。
高域部は2インチ口径のコーン型トゥイーターで、内蔵したネットワークによって低域をカットしています。また、高域用コーンにはコルゲーションつきのカーブドコーンを用いています。
高域用ネットワークには特殊なメタライズド・コンデンサーを採用しており、トゥイーターのボイスコイルに直列に挿入することでトゥイーターに入る低音を遮断しています。
機種の定格
型式 | 20cm2ウェイ同軸型スピーカー |
インピーダンス | 16Ω |
最低共振周波数(fo) | 50Hz~70Hz |
再生周波数特性 | 40Hz~20kHz |
最大許容入力 | 8W |
出力音圧レベル | 103dB/W |
総磁束 | ウーファー:62,500maxwell トゥイーター:13,000maxwell |
磁束密度 | ウーファー:10,100gauss トゥイーター:10,000gauss |
等価質量 | 8.7g |
バッフル開口 | 172φmm |
取付穴位置 | 193φmm |
外形寸法 | 直径205x奥行118mm |
重量 | 1.73kg |