オーディオの足跡

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TX-6700の画像
 解説 

AM/FMステレオ受信部に加え、テレビの音声受信部を持つTV/AM/FMステレオチューナー。

テレビサウンド受信は、VHFが1ch~12ch、UHFが13ch~62chのオールバンド受信となっています。
受信時にはセンターチューニングメーターが動作するので、VHFはプリセット式のファインチューニングつまみで、UHFは微調が容易なチューニングつまみで、最良のチューニングポイントが得られます。

FMフロントエンド部は、雑音指数の低いFETと、周波数直線型の3連バリコンを組合わせた高周波増幅1段つきの回路で構成されています。

IF部には合計200素子分以上もの要素を1個のICにまとめた、パイオニア独自の開発による専用高集積度ICが使用されています。また、選択素子には位相特性の優れたフェイズリニアセラミックフィルターを採用しており、妨害排除能力を高めています。
さらにこの回路では、5段のリミッターがかけられ、AM成分の雑音もほとんど排除しています。

MPX部にはIC化されたPLL回路を採用し、これによってセパレーション特性の安定度を高めています。

選局時の局間雑音を消すミューティング回路はセレクターと組合わされた構造となっています。
FM-autoではミューティングon、FM-monoではミューティングoffとなります。また、FM-autoポジションにしておけばVHFとUHFのテレビサウンド受信時にもミューティングが働きます。

AMチューナー部にはパイオニア独自の開発による専用ICが採用されています。
このICは入力の強弱があっても出力を常に一定に保つAGC特性が優れているため、電波の強すぎる地域でも音が歪みません。

FMとテレビサウンド受信時にはセンターチューニングメーターとして働き、AM受信時には信号の強さを示すシグナルメーターとして働く多機能メーターを搭載しています。

TX-6300、SA-6300、TX-6700、SA-6700に共通して使用できるウォールナット仕上げのウッドケースが別売りでありました。

機種の定格
型式 TV/AM/FMステレオチューナー
<FMチューナー部>
回路方式 FET RF1段、3連バリコン、5段リミッター、Quadrature検波、
PLL MPX
実用感度 mono:4.5μV(S/N50dB)/1.9μV(IHF)
stereo:50μV(S/N50dB)
S/N mono:70dB
stereo:68dB
高調波歪率
mono: 0.2%(100Hz)
0.2%(1kHz)
0.2%(10kHz)
stereo: 0.4%(100Hz)
0.4%(1kHz)
0.6%(10kHz)
キャプチャーレシオ 1.0dB
実効選択度 60dB
セパレーション 35dB以上(1kHz)
30dB以上(50Hz~10kHz)
周波数特性 50Hz~10kHz +0.2 -0.5dB
20Hz~15kHz +0.2 -2.0dB
イメージ妨害比 60dB以上
IF妨害比 90dB以上
スプリアス妨害比 75dB以上
AM抑圧比 50dB
キャリアリーク抑圧比 40dB
ミューティング動作レベル 2.2μV
アンテナ 300Ω平衡型、75Ω不平衡型
<AMチューナー部>
回路方式 非同調RF1段2連バリコン
実用感度 300μV/m(バーアンテナ)
15μV(IHF)
選択度 35dB
S/N 50dB
イメージ妨害比 40dB
IF妨害比 50dB
<TVチューナー部>
受信チャンネル VHF:1ch~12ch
UHF:13ch~62ch
実用感度(S/N30dB) VHF:2.5μV
UHF:2.5μV
S/N VHF:60dB
UHF:60dB
高調波歪率
(100Hz~10kHz)
VHF:0.2%
UHF:0.2%
周波数特性 50Hz~10kHz +0.2 -0.5dB
イメージ妨害比 VHF:85dB
UHF:65dB
IF妨害比 VHF:90dB
UHF:75dB
スプリアス妨害比 VHF:65dB
UHF:65dB
<総合>
出力レベル/インピーダンス 600mV(TV:400mV)/5kΩ
使用半導体 トランジスタ:18個
FET:2個
IC:3個
ダイオード他:14個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 13W(定格)
外形寸法 幅350x高さ125x奥行291mm
重量 5.6kg
別売:ウッドケース JA-C60(¥4,500)
外形寸法 幅404x高さ167x奥行276mm
重量 2.2kg