Pioneer F-100D
¥36,800(1985年頃)
解説
D.D.(デジタル・ダイレクト)デコーダーを搭載したFM/AMチューナー。
D.D.デコーダーは、IF出力のFM信号をデジタル信号化し、そのまま一気にFM復調・ステレオ復調してしまう回路で、これにより優れた特性を実現しています。
リニアフロントエンドを採用しており、妨害排除能力を高めています。
クォーツシンセサイザーのメリットをより高めるため、パルススワロー方式を採用しています。
AM部には、高感度ループアンテナを採用しています。
FM+AMランダム8局選局とFM/AM各々8局が選局できるランダム/イー地プリセット、3ポイントのシグナルインジケーターなどの機能を搭載しています。
ブラックモデルの他、シルバーモデルもありました。
機種の定格
型式 | D.D.デコーダー搭載FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
S/N比50dB感度 | mono:1.77V、新IHF 16.2dBf stereo:21.0μV、新IHF 37.7dBf |
実用感度 | mono:0.95μV、新IHF 10.8dBf |
SN比(85dBf入力時) | mono:90dB stereo:84dB |
高調波歪率(Wide) | mono:0.05%(100Hz)、0.04%(1kHz)、0.05%(10kHz) stereo:0.05%(100Hz)、0.05%(1kHz)、0.15%(10kHz) |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
実効選択度 | 56dB(400kHz) |
ステレオセパレーション | 65dB(1kHz)、45dB(20Hz~10kHz) |
周波数特性 | 20Hz~15kHz +0.5 -1.0dB |
イメージ妨害比 | 60dB |
サブキャリア抑圧比 | 55dB |
ミューティング動作レベル | 5μV(25.2dBf) |
アンテナ入力インピーダンス | 300Ω平衡型 75Ω不平衡型 |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 150μV/m(内蔵アンテナ) |
選択度 | 40dB(±9kHz) |
SN比 | 50dB |
<総合> | |
出力レベル/インピーダンス | FM(100%変調):650mV/1.4kΩ AM(30%変調):150mV/1.4kΩ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 8W |
外形寸法 | 幅420x高さ60x奥行221mm |
重量 | 3.0kg |