Pioneer F-03
¥24,800(1993年発売)
解説
AMステレオをより高音質に楽しむため、帯域切り換え機能を搭載したFM/AMチューナー。
より高音質な受信をできるようにするため、受信状態に応じて切り換えられるWide/Narrowポジション機能を搭載しています。
受信状態がいい時は音質優先のWideポジションにすると、周波数特性を大幅に向上しています。
また、弱入力時や雑音電波が強い時には選択度を優先するNarrowポジションにすれば、より聴きやすい受信が可能です。
自社開発の4連フロントエンドモジュールを搭載しており、同調素子にツインバリキャップ、RF増幅部にはMOS FETを使用し、相互変調妨害を抑えています。
また、強入力時の歪を抑えるRFアッテネーターを搭載すると共に、IF段を3段構成とし、隣接局からの妨害を抑えています。
FM/AMランダム36局プリセット機能を搭載しています。
プリセットしたい放送局の周波数にチューニングボタンで調節し、メモリーボタンを押した後、ディスプレイが点滅した状態で任意のボタンをセットすればプリセットが完了します。
外部からの振動吸収性に優れたハニカムインシュレーターを採用しています。
その他にも、ヒアリングを繰返して選定した音響用コンデンサや抵抗などの部品を採用しています。
ステレオ/モノのON/OFFがメモリーできるモードメモリーを搭載しています。
また、強入力時に効果的なRFアッテネーターや、パイオニア製のシステムとの連動を可能にするSR端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | AMステレオ対応FM/AMデジタルシンセサイザーチューナー |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76MHz~90MHz |
実用感度 | mono:14.3dBf(1.4μV/75Ω) |
SN比 | mono:80dB stereo:75dB |
高調波歪率 | mono:0.08%(1kHz) stereo:0.15%(1kHz) |
実効選択度 | 76dB(400kHz) |
ステレオセパレーション | 1kHz:45dB |
周波数特性 | 30Hz~15kHz ±1dB |
イメージ妨害比 | 80dB |
IF妨害比 | 100dB |
アンテナ入力インピーダンス | 75Ω不平衡型 |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 522kHz~1629kHz |
実用感度(付属ループアンテナ) | 350μV/m |
選択度 | Narrow:50dB |
SN比 | 50dB |
イメージ妨害比 | 40dB |
IF妨害比 | 50dB |
アンテナ | ループアンテナ(付属) |
ステレオセパレーション | Narrow:31dB |
<総合> | |
出力レベル/インピーダンス | FM(100%変調):650mV/2.7kΩ AM(30%変調):200mV/2.7kΩ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 10W スタンバイ時:3W |
外形寸法 | 幅420x高さ75.5x奥行284mm |
重量 | 2.6kg |