Pioneer S-A5
¥33,000(1台、2000年10月発売)
解説
ABDテクノロジを採用したトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には13cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
このユニットの振動板にはケブラー繊維を採用しており、磁気回路には大型ストロンチウムフェライトによるダブルマグネットを採用しています。
さらに新開発の高剛性ジョイントリングを採用しており、振動系パーツを強固に結合することで伝達ロスを低減するとともに不要な振動の低減とレスポンス向上を実現しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはダンピング素材で特殊コーティングを施した軽量ポリエステル織布を採用しています。また、ボイスコイルには高剛性アルミボビンを採用しており、信号の伝達ロスを低減し、高域再生限界を拡大しています。さらに磁気ギャップには磁性流体を使用することでハイパワー時のハンドリングにも優れた特性を得ています。
アルミダイキャスト製フランジを採用することでユニット自体の剛性を向上させるとともに不要な共振を排除しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、新開発のABD(Acoustic Balance Drive)テクノロジを採用しています。
ABDテクノロジはウーファーとポートの配置をシミュレーション解析によって最適化しています。これによりウーファーを駆動するとエンクロージャー内の音響的なバランスを取ることが可能となり、エンクロージャー上下方向の定在波を効果的に除去しています。
外観には天然木突き板仕上げが施されています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 34Hz~38kHz |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
最大入力 | 100W(EIAJ) |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz |
ユニット極性 | 低域:+ 高域:+ |
外形寸法 | 幅175x高さ895x奥行280mm |
重量 | 17.2kg |
付属 | OFCスピーカーケーブル(2.5mx2) スパイクx4 受け皿x4 滑り止め |