Pioneer S-601
¥49,800(1台、1987年発売)
解説
デジタルリアリズムという新たなサウンドポリシーでスピーカーづくりに着手し、開発されたスピーカーシステム。
基本技術をより一層深め、さらにミッドシップマウント方式などの先端技術を投入しています。
低域にはカーボングラファイトを使用した27cmコーン型ユニットが採用されています。
このユニットはミッドシップマウント方式を採用しており、底板にウーファーを固定しているため、フロントバッフルへの不要振動を防いでいます。
中域には10cmのコーン型を採用しています。
振動板にはセラミックカーボンの3cmドームと、カーボンガラファイトコーンの組合わせを採用しています。
高域には2.5cmのドーム型ユニットを採用しています。
ダイアフラムにはカーボン純度99.9%の新素材セラミックカーボンを使用しています。音の伝播速度と曲げ剛性が高く、軽量な振動板により、エネルギー感あふれる高音を実現しています。
エンクロージャーにはパーチクルボードを採用しており、低音再生に有利なバスレフ方式を用いています。
また、バッフルのサイドの角を取ったラウンドバッフルとにすることにより回折現象を排除しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:27cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~40000Hz |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
最大入力(EIAJ) | 160W |
クロスオーバー周波数 | 750Hz、5000Hz |
外形寸法 | 幅335x高さ614x奥行318mm |
重量 | 21.0kg |