オーディオの足跡

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S-180IIIの画像
 解説 

音像リアリズムのサウンドポリシーをより高い次元で実現するために改良が施された3ウェイスピーカーシステム。

低域には32cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には強く、軽く、内部損失の大きいカーボングラファイトコーンを採用しており、ダイナミックレンジの広いデジタルソースへの対応を図っています。また、外径165mmの大型磁気回路を採用しています。

中域にはB-アロイ(ボロン合金)振動板を用いた12cmバランスドライブ型ミッドレンジを搭載しています。
B-アロイはダイヤモンドに次ぐ硬さを誇る素材で、特殊な熱処理によってベースのチタンに浸透させるパイオニア独自の方式で製造されています。

高域にはリボン型トゥイーターを搭載しています。
このユニットはパイオニア独自のダイレクトドライブ構造(全面駆動方式)となっており、駆動部そのものが振動板となる構造によって駆動させる空気の質量と同じぐらいにまで振動系を軽量化することができ、効率の良い高品位高域再生を実現しています。また、構造上ボイスコイルなどの間接部品が不要となるため伝達ロスが低減でき、トランジェント特性やエネルギー特性が大幅に改善されてます。
振動板素材には軽くて剛性の高いベリリウムを採用しています。これはパイオニアが独自に開発した蒸着加工技術によるもので、加工が非常に困難なベリリウムを16ミクロンの薄帯にするとともにリブ補強を施して剛体化し、微小入力から大入力まで均一なパワーリニアリティを確保しています。また、リボンを剛体化することで耐入力特性を高める事に成功しており、5000Hzからの再生が可能となっています。
マグネットにはストロンチウムフェライトを使用した高効率磁気回路構成を採用しています。

ネットワーク部は低損失・高耐入力化を図っています。

エンクロージャーには左右対称設計が採用されています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:32cmコーン型
中域用:12cmバランスドライブ型
高域用:リボン型
インピーダンス 6.3Ω
再生周波数帯域 30Hz~50000Hz
出力音圧レベル 95dB/W/m
定格入力 60W
瞬間最大入力 200W
クロスオーバー周波数 800Hz、6000Hz
外形寸法 幅380x高さ670x奥行376mm
重量 25kg