オーディオの足跡

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CS-T88の画像
 解説 

3ウェイ構成のスピーカーシステム。

ウーファーにはカーボンファイバー混入コーンを採用した30cmユニットを採用しています。この素材を均一に混入する独自の手法により、ピストンモーション帯域の広い、広帯域、低ひずみのユニットに仕上がっています。
フレームは無共振アルミダイキャスト製で、頑強なだけでなく、振動板背圧の逃げや反射をさける設計になっています。
また、センターキャップでは、ボビン内の内圧を逃がす設計で、高域再生限界を広げています。
磁気回路には156φmmのマグネット、ボイスコイルには28mmの巻き幅をもつロングタイプを採用するなど、密度の高い設計により、歪の少ない、歯切れの良い低域特性を実現しています。

中域には、口径48mm・厚さ40μ・重量0.26gの超硬質ジュラルミン振動板を採用したドーム型ミッドレンジを搭載しています。この振動板は、外側と内側から独特の2重ダンパーで保持されたエッジレス構造となっており、エッジ部の共振や反射音を抑えています。

トゥイーターには硬質チタンのドームユニットを採用しています。
振動板の口径は25mmで、厚さ25μで0.08gと軽量です。また、エッジには高品質の発泡ウレタンを成型したロールエッジを採用。特殊コーティングで適度な内部損失をもち、共振や反射音はきわめて小さく抑えられています。

エンクロージャーは、バッフル板が厚さ30mm厚の多層ラワン合板でその他は厚さ25mmの高密度バーチクルボードで固められ、十分な補強が施されています。

吸音材には表面積の大きいY字型断面をもつアセテート繊維を採用し、定在波を防止しています。
ミッドレンジとトゥイーターは、特殊な緩衝材を介してバッフル板に取り付けるフローティングマウント方式を採用しています。

ネットワークは、チョークコイルにすべて空芯コイルを採用し、コンデンサーにも損失の少ないMF、MPコンデンサーを使用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:30cmコーン型
中域用:4.8cmドーム型
高域用:2.5cmドーム型
インピーダンス
再生周波数帯域 30Hz~20000Hz
出力音圧レベル 90dB/W/m
最大入力 80W
クロスオーバー周波数 800Hz、4500Hz
外形寸法 幅360x高さ630x奥行330mm
重量 29kg