Pioneer CS-T66
¥39,800(1台、1977年頃)
解説
3ウェイ構成のスピーカーシステム。
ウーファーにはカーボンファイバーを縦横ムラなく混入する独自の方法で、コーン紙としての完成度を高めた25cmウーファーを採用。
またフレームにはアルミダイキャスト製の無共振フレームを採用。最大肉厚12mmリブの部分でも5mmの厚さがあります。
また、ダンパーには大振幅での直線性を重視して大型ダンパーを採用し、エッジはウレタンコーティングの布材を採用しています。
ミッドレンジには、ウーファー同様カーボンファイバーコーン紙を採用しています。
ユニットのf.は200Hzで高域再生限界12000Hzと高いので、システムの受け持ち帯域の850Hzから5800Hzに対し十分な余裕をもっています。
トゥイーターは、振動板に超硬質チタンを使用したドーム型ユニットを採用し、エッジには特殊目止め剤が塗布されています。
エンクロージャーは高密度パーチクルボードと多層積層合板を組合わせ、共振モードの分散をはかっています。
また、吸音材は、多種類のものを組合わせることで効果を上げ、内容積を減少させずに定在波の防止や低音の制動を行っています。
ネットワークにはメタライズドペーパー・コンデンサーや空芯コイルを使用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:6.5cmドーム型 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~20000Hz |
出力音圧レベル | 90.5dB/W/m |
最大入力 | 60W |
クロスオーバー周波数 | 850Hz、5800Hz |
外形寸法 | 幅350x高さ610x奥行321mm |
重量 | 18kg |