Pioneer CS-T5
¥29,800(1台、1977年頃)
解説
3ウェイ構成のスピーカーシステム。
低域には25cm口径のウーファーを採用しています。
コーン紙にはカーボンファイバーを採用しており、カーボンファイバーを縦横にむらなく混入する手法を採ることにより、カーボンファイバーの強度を最大限に発揮しています。
エッジ部には、リニアリティの良いエステル系発泡ウレタンのロールエッジを採用し、磁気回路には、センターポールに銅キャップを採用し、電流歪の低減を図っています。さらに、センターキャップは、ウーファーのハイエンドの音質を向上させるために、2重貼りとしています。
中域には10cm口径のユニットを採用。コーン紙にはプレス圧を大きくとり剛性を高めたウェットプレスコーン紙を採用してます。そして、銅キャップつき磁気回路や流通孔つきコイルボビンなどを採用し、広い帯域をのびのびと再生しています。
また、厚肉のハード紙管で後部を斜めにカットしたテーパードバックチャンバーを採用し、チャンバー内での定在波を防止すると共に、エンクロージャー内ではウーファーの定在波防止をしてます。
トゥイーターには、ミッドレンジと同じくウェットプレスコーン紙による4.5cm口径を採用してます。また、バックチャンバーを採用しています。
バスレフダクトは独自の2段折り曲げ型を採用し、抜けのよい再生音を得ています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:4.5cmコーン型 |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~20000Hz |
出力音圧レベル | 92.5dB/W/m |
最大入力 | 60W |
クロスオーバー周波数 | 1000Hz、5000Hz |
外形寸法 | 幅350x高さ610x奥行321mm |
重量 | 17.3kg |