Pioneer CS-516
¥39,800(1台、1977年頃)
解説
2ウェイ構成のスピーカーシステム。
ウーファーは、オン・ステージの迫力を再現することをねらい、低域のダイナミックレンジを十分にとった設計になっています。
コーン紙はカーボンファイバーの混入の浅型で、表面には特殊な音響制動剤を塗布し、強度を高め共振をおさえています。
磁気回路には156φmmのフェライトマグネットで、ポールには純銅キャップを装着し電流ひずみを低減しています。また、ボイスコイルは、大入力時でもひずみをおさえるロングタイプを採用しています。
フレームは共振を排除するアルミダイキャスト製で、8本のビスでがっちりとマウントされています。
トゥイーターにはストレート形状のコーン紙で振動系の軽量化を図り、コーンネック部には特殊接着剤を塗布して高域の伸びを改善しています。
また、リニアリティーの良いロール型のクロスエッジで高域の音質を向上させています。
磁気回路は70mmのマグネットで、フレームはウーファー同様アルミダイキャスト製です。
エンクロージャーは精密調整したバスレフ構造で、ダクトは開口部から不要な中音の輻射をさけるため、内部で折り曲げたユニークな設計になっています。
また、エンクロージャーのユニット配置を左右対称にし、より定位を明確にしています。
高域のレベル調整が可能です。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型 高域用:4.5cmコーン型 |
インピーダンス | 6.3Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz~20000Hz |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
最大入力 | 100W |
クロスオーバー周波数 | 3500Hz |
外形寸法 | 幅380x高さ630x奥行310mm |
重量 | 20.5kg |