Pioneer T-333R
¥37,800(1989年発売)
解説
無振動・無共振化を図ったステレオカセットデッキ。
デジタルソースを忠実に録音・再生するために、ドルビーHX PROを搭載しています。
録音ヘッドに流れる高域信号を検出し、信号の増減に応じてバイアス電流をコントロールすることで、自己バイアスの発生を防ぎ、高域特性を大幅に改善しています。
録再ヘッドには、巻線にLC-OFC(線型結晶無酸素銅)巻線を採用したレーザーアモルファスヘッドを採用しています。
外部からの振動がカセットハーフに伝わることで、振動によりフラッター成分が発生し、音質に悪影響を与えます。これを防ぐため、パイオニア独自のカセットスタビライザーを採用しており、カセットホルダーに特殊樹脂のスタビライザー、テープトランスポートに特殊ゴムのスタビライザーを配置することにより、カセットハーフを両面からしっかりと挟み込み、優れた防振効果を得ています。
高剛性で振動減衰特性に優れたハニカムシャーシや、大型インシュレーターなどを採用することで、防振対策を施しています。
CD-DECKシンクロ対応機能を搭載しており、パイオニア製CDプレイヤーとのコンビネーションにより、ワンタッチでシンクロ録音スタートやオートトラックバック録音などの連係動作が可能です。
テープカウンターに加え、録再の経過時間を表示するタイムカウンターにもなる2モードカウンターを搭載しています。
前後両方向に15曲までの頭出しができるミュージックサーチを搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | クイックリバースデッキ |
トラック方式 | 4トラック・2チャンネルステレオ |
ヘッド | 録再:レーザーアモルファス 消去:フェライト |
モーター | キャプスタン用:DCサーボモーター リール用:DCモーター |
ワウ・フラッター | ±0.10%W・peak(EIAJ) 0.055%WRMS(JIS) |
早巻き時間(C-60) | 約100秒 |
周波数特性(EIAJ) | メタルテープ:30Hz~20kHz ±3dB(-20dB録音) クロームテープ:30Hz~18kHz ±3dB(-20dB録音) ノーマルテープ:30Hz~18kHz ±3dB(-20dB録音) |
SN比 | 56dB(EIAJ/ピーク録音レベル、聴感補正) Dolby off:58dB以上(第3次高調波歪率3%、聴感補正) Dolby B on:10dB改善(5kHz) Dolby C on:19dB改善(5kHz) |
歪率(EIAJ/1kHz、第3次高調波歪率) | 1.0%(メタルテープ) |
入力感度/インピーダンス | Line:63mV/52kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:316mV/5.8kΩ Headphone:0.25mW/8Ω |
付属機構 | CD-DECKシンクロ機能 ドルビーHX PRO ドルビーB/C NR ピークホールド付FLレベルメーター ヘッドホン端子 オートスペースRECミュート オートテープセレクター ミュージックサーチ 4桁電子カウンター タイマー録再 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅420x高さ130x奥行323mm |
重量 | 4.3kg |
付属 | リモコン CU-T008 |