Pioneer PL-A38/PL-A38S
¥31,500(1976年頃)
解説
新開発の高感度アームとオート機構を搭載したレコードプレイヤー。
駆動部には4極シンクロナスモーターを用いたベルトドライブ方式を採用しています。さらに、パイオニアの精密加工技術によって高精度仕上げされたターンテーブル、スピンドル、軸受部などの採用によって特性の改善を図っています。
トーンアームの水平・垂直回転部にアンギュラコンタクトベアリングを採用しており、高感度化と耐久性の向上を実現しています。また、軸受部のガタつきに起因する中音域の特性劣化もありません。
ヘッドシェルには慣性モーメントが小さく、低域特性を損なわない新開発のアルミ軽合金ヘッドシェルを採用しています。
オートリターンとオートストップを搭載しています。
また、オートリターンの検出に速度検出型を採用しており、規格外のレコードでも正確な動作が可能です。
カートリッジにはMM型カートリッジ PC-110を搭載しています。
キャビネットには硬質合板を組合わせた特殊構造キャビネットを採用しています。また、インシュレーターには特殊形状の大型ゴムとアルミ軽合金を組合わせた大型インシュレーターを採用しています。
カートリッジ交換の際にオーバーハングの位置が正確に決められるスタイラスポジションゲージ(オーバーハング指示器)を搭載しています。
アンチスケーティング機構、ラテラルバランサー、アームエレベーション機構を搭載しています。
栓仕上げのPL-A38とパールグレー仕上げのPL-A38Sの2種類がありました。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
モーター | 4極シンクロナスモーター |
駆動方式 | ベルトドライブ |
ターンテーブル | 30cm径アルミ合金ダイキャスト |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
回転ムラ | 0.08%以下(WRMS) |
S/N | 50dB以上(JIS) |
トーンアーム形式 | スタティックバランスS字型パイプアーム |
カートリッジ | MM型(PC-110/) |
交換針 | PN-110 |
付属機構 | オートリターン オートカット アームエレベーション ラテラルバランサー アンチスケーティング機構 大型インシュレーター(高さ調整可能) スタイラスポジションゲージ(オーバーハング指示器) |
外形寸法 | 幅440x高さ160x奥行360mm |
重量 | 7.5kg |