Pioneer PDR-D5
¥79,800(1999年発売)
解説
Hi-bitレガートリンクコンバージョンを搭載したCD-R/CD-RWレコーダー。
CD-RとCD-RWの2種類の録音メディアに対応しており、録音ニーズに応じてメディアの使い分けが可能です。
デジタルシンクロ録音機能を搭載しており、他のデジタルオーディオ機器と接続してかんたんに録音・編集する事が可能です。
また、サンプリングレートコンバーターを内蔵しており、異なるサンプリング周波数のデジタルソースをCDのサンプリング周波数である44.1kHzに自動変換します。
デジタルボリューム機能を搭載しており、デジタル録音時の入力レベルを調整できます。
PDR-D5では12dB~-48dBの範囲で異なる入力レベルに合わせて調整できるため、録音レベル差を解消できます。
デジタル回路にはパイオニア独自の広帯域再生システムであるHi-bitレガートリンクコンバージョンを搭載しています。
この回路では20kHzを超える可聴帯域以上の音楽信号を可聴帯域内の信号と1/f特性から推定することで再現し、より自然な音色を再現しています。
D/A変換部にはマルチビット方式のDAC24を搭載しています。
DAC24はマルチビットDACと1ビットDACの長所を兼ね備えたものとなっており、振幅方向に8段階のレベルを持たせる事で24ビットの解像度を獲得しています。これによりHi-bitレガートリンクコンバージョンによって拡大されたデータのより忠実な変換を可能にしています。
Zコンセプトを採用しており、ディスクからの信号検出や伝送精度等の向上を実現しています。
入力端子は光と同軸によるデジタル入力端子とアナログ入力端子を搭載しています。
また、出力端子はアナログ出力と光と同軸のデジタル出力端子を搭載しています。
電源ケーブルには3極インレット電源コードを採用しています。
ストラテジーコントロールICを搭載しています。
CD-Rディスクは1枚ごとに記録特性に微妙なバラつきがあり、書き込みや読取りエラーの原因となっています。ストラテジーコントロールICではレコーディング環境を自動補正しており、ランニングOPC動作と組み合わせることで記録時のレーザーパワーと記録ストラテジーを最適化し、精度の高いデータ書き込みを実現しています。
高剛性シャーシとボンネットを採用しており、外部からの不要振動や内部で発生する不要振動を低減しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CD-R/CD-RWレコーダー |
使用ディスク | CD、CD-R、CD-RW |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
再生S/N | 112dB(EIAJ) |
再生ダイナミックレンジ | 98dB(EIAJ) |
再生歪率 | 0.0017%(EIAJ) |
再生チャンネルセパレーション | 98dB |
録音S/N | 92dB |
録音ダイナミックレンジ | 92dB |
録音歪率 | 0.004% |
入力端子 | 光デジタル入力端子 同軸デジタル入力端子 ライン入力端子 |
出力端子 | 光デジタル出力端子 同軸デジタル出力端子 ライン出力端子 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 15W |
外形寸法 | 幅420x高さ105x奥行300mm |
重量 | 4.4kg |
付属 | リモコン |