Exclusive V7
¥480,000(1992年頃)
解説
映像伝送誤差ゼロを目指して開発されたビデオセレクター。
コンポジット、S映像それぞれに10系統の入力端子を搭載しています。
モニター出力はコンポジット、S映像それぞれ2系統あり、Rec出力はコンポジット、S映像それぞれ4系統を搭載しています。
入力切換は半導体スイッチで、リレーによる入力切替を採用しており、スイッチによる歪の発生を低減しています。またビデオアンプには、低歪率、高SN比、広帯域周波数特性を確保するビデオアンプICを採用しています。
アース側を通じた接続機器間の信号の干渉を防ぐため、ホット側だけでなくアース側も同時にon/offするセパレートアース回路を採用しています。これによりアース側から流入する他の接続機器からのノイズを確実にカットし、映像信号の純度を高めています。
Video系とS-Video系、電源部とY/C分離回路をそれぞれ独立してレイアウトし、回路間の相互干渉を排除しています。
さらに、入力信号切替部と出力ビデオアンプ部をシールド板を用いて分離させ、アイソレーションの向上を図っています。さらに、信号経路にシールド線を使用したことをはじめ、両面基板の部品面をシールドに用いるなど、信号を汚す様々な影響を排除しています。
また、厳選したパーツを使用することにより、映像信号伝送誤差を抑えてます。
S映像出力を持たない機器のコンポジット信号から輝度信号と色信号を分離するY/C分離回路を搭載しています。またインプットセレクター毎に、接続機器に合わせてY/C分離回路のon/offを記憶できるY/Cセパレートメモリー機能も搭載しています。
入力切替や電源のon/offに加え、コントロールアンプC7のボリューム、ファンクションスイッチの切替、電源のon/offが可能なシステムリモコンが付属しています。
また、C7との接続には、ループの影響をカットするため、コントロール信号をフォトカプラにより光信号に変換して伝送しており、映像信号と音声信号の干渉を排除しています。
機種の定格
型式 | ビデオセレクター |
コンポジット入力端子 | Video1、2、3、4、5、LD1、2、VCR1、2、BS:1Vp-p/75Ω |
コンポジット出力端子 | Output1、2、VCR1、2、Video3、4 Rec out:1Vp-p/75Ω |
S入力端子 | Video1、2、3、4、5、LD1、2、VCR1、2、BS 輝度信号:1Vp-p/75Ω 色信号:0.286Vp-p/75Ω |
S出力端子 | Output1、2、VCR1、2、Video3、4 Rec out 輝度信号:1Vp-p/75Ω 色信号:0.286Vp-p/75Ω |
アイソレーション | 63dB(3.58MHz) |
周波数特性 | DC~40MHz +0 -3dB |
D.G | 0.2% |
D.P | 0.2゜ |
SN比 | 63dB |
最大入力レベル | 2Vp-p |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 30W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅460x高さ140x奥行374mm |
重量 | 12.8kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |