オーディオの足跡

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SP-91Dの画像
 解説 

50bitDSPによる16音場プログラムを内蔵し、ドルビープロロジックサラウンドを内臓したサラウンドプロセッサー。

独自のコンピュータ・シミュレーション方式を採用し、演奏会場の形状、壁面や床、天井の吸音率、音源とリスナーとの距離など、精細な情報を入力することで音場データを獲得し、長年培ってきた音響技術とLSI技術とを駆使し、50bitDSPに結集しています。

反射する壁面や天井の材質の違いが高域の減衰率に影響を及ぼすのを考慮し、コンピュタシミュレーションのメリットを生かしてプログラムの中で反射回数が多いものと少ないものを分類し、周波数特性調整をデジタル信号処理で行うI・E・R・S(Integrated Early Reflection System)モードを開発・採用しています。
これにより、実際の演奏会場での壁や天井などの微妙な周波数特性を考慮し、リアルな音場を再現しています。

コンピュータシミュレーションにより作成し、磨き上げた音場パターンを全16種搭載しています。
ミュージックソースの音楽ジャンルや演奏スタイルに合わせ、音場をセレクトすることで立体音場の世界を体感できます。

16タイプの音場プログラムを手軽にアレンジできます。
調整パラメーターは、奥行き感を調整する(イニシャル・ディレイ)、空間の大きさを調整する(ルームサイズ)、演奏会場の響き具合を左右する(ライブネス)、後部残響音の持続時間を左右する(リバーブタイム)、リバーブタイムの内、高音域の減衰特性を変化させる(H・F・リバーブ)が調整可能です。
これらのパラメーターのセッティングを変化させることで好みの音場が生み出せ、さらに独自の音場プログラムを最大16プログラムまで登録可能です。

ドルビープロロジックサラウンドをはじめ、シアター、スタジアム、スタジオなど全8タイプのサラウンドモードを搭載しており、映像ソースのキャラクターに合わせて、好みの臨場感が自由に選択できます。
さらにサラウンドモードでは、ディレイタイムのプログラム・アレンジが好みで調整可能(Dolby 3ch Logic、Studioモードを除く)で、周囲に広がるサラウンド感を強調したり抑えたりコントロールできます。
アレンジしたサラウンドパターンは最大16種までメモリーすることができます。

7素子デジタルイコライザーを搭載しており、サウンドフィールドコントロール時のプロセッシング信号や、サラウンド時のリア信号のイコライジングレベルを自在に操作できます。
内蔵プログラムのパラメーターアレンジと同様に、新しくセッティングしたイコライジングパターンはメモリー可能です。
さらに、通常のグラフィックイコライザーと同じ感覚でステレオ信号に対してもイコライジングが可能です。

16bitステレオA/Dコンバーターを採用しており、D/A変換には8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルターと4ch独立18bitD/Aコンバーターを搭載しています。

振動による音質劣化を防ぐため、ハニカム銅メッキシャーシやハニカムインシュレーターを採用しています。

7連モータードライブボリュームを採用しています。また、電源回路はアナログ系とデジタル系をセパレート化し、ブロック間の相互干渉を防ぎ、端子にも導電率の高い金メッキ入力ピンジャックを採用するなど、音質を考慮した構造を採用しています。

全ての操作がリスニングポジションで行えるワイヤレスリモコンが付属しています。
また、リモコン操作で出来るチャンネルバランス用テストトーン機能を搭載しています。

機種の定格
型式 ドルビープロロジック&デジタルサウンドフィールドプロセッサー
入力感度/インピーダンス Input:150mV/41kΩ
出力レベル/インピーダンス Front Out:1V/1kΩ
A/Dコンバーター 16bit
サンプリング周波数:48kHz
D/Aコンバーター 18bit、4ch独立
デジタルフィルター 8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター
周波数特性 Front:5Hz~100kHz +0 -3dB
Processing Front、Rear:20Hz~20kHz +0 -3dB
歪率(1kHz) Front:0.002%
Processing Front、Rear:0.006%
S/N比(S=2Vrms) Processing Front、Rear:90dB
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 26W
外形寸法 幅457x高さ92x奥行335mm
重量 6kg
付属 リモコン CU-SP002