Pioneer RG-70
¥37,000(1980年頃)
解説
高速アタックタイムで動作するRGディテクターを使用することでダイナミックレンジをコントロールできるダイナミックプロセッサー。
ダイナミックレンジを拡大させることにより、ジャズやロックの躍動感をよりリアルに再現でき、同時にノイズリダクション効果も得ています。
ダイナミックレンジの拡大量は最大16dBまで可能で、4dB(ゲイン可変-2dB~+2dB)、7dB(-3dB~+4dB)、10dB(-4dB~+6dB)、13dB(-5dB~+8dB)、16dB(-6dB~+10dB)の5段階切換えが可能です。
ジャズやロックなどパルシブな音を楽しむ場合は10~16dB、クラシックなど比較的静かなサウンドには4dB、7dBあたりの設定を推奨しています。
プロセッサーON/OFFスイッチを搭載しています。
最大6dBのノイズリダクション効果を得ています。これによりテープヒスやモーターゴロを低減し、雑音の少ない音質を得られます。
Lch、Rchのゲインコントロールアンプ部のゲイン差が開きすぎない様に制御回路の入力部でミキシングしています。これによりLch、Rchの入力レベルに差があっても聴感上音の定位が変化するのを防いでいます。
ゲインコントロールアンプ部にローノイズ差動トランジスタとICを採用しています。
拡大量を目で確認できるダイナミック・エクスパンションメーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | RGダイナミックプロセッサー |
最大出力 | 6.5V(1kHz、歪率0.5%、Dynamic Expansion16dB) |
高調波歪率 | 0.05% |
SN比 | 116dB(6.5V出力時) |
インパルス応答特性 | 0.3msec(アタック時) 120msec(リリース時) |
入力インピーダンス | 50kΩ |
出力インピーダンス | 300Ω |
外形寸法 | 幅420x高さ99x奥行336mm |
重量 | 4.4kg |