Pioneer PC-550E
¥15,000(1973年頃)
解説
振動系の軽量化を図った高級MM型カートリッジ。
軽量チタンパイプカンチレバーの採用により0.41mgの振動系を実現しています。
0.15mm角の極小ブロックダイヤモンドの針先は0.3x0.7milの楕円型に研磨されており、トレーシング歪を低減し、可聴周波数以上までフラットな特性を得てます。
垂直トラッキング角をレコードのカッティング角15゜に合わせてあるため、マトリックス系4chレコードの歪も低減されています。
特殊形状ダンパーの採用により優れたコンプライアンスを得ています。
機種の定格
型式 | MMカートリッジ |
構造 | 内部:スーパーパーマロイシールド 外部:インジェクションモールド |
針先 | 0.3x0.7mil楕円ダイヤモンド針 |
振動系実効質量 | 0.41mg |
使用針圧範囲 | 0.75g~1.5g(1.2g適正) |
周波数特性 | 10Hz~30kHz ±3dB |
チャンネルセパレーション | 30dB以上(1kHz) 25dB以上(100Hz~15kHz) |
出力電圧 | 2.5mV(1kHz、50mm/s) |
出力バランス | 0.75dB以内(1kHz) |
ダイナミックコンプライアンス | 15x10-6cm/dyne(100kHz水平・垂直) |
スタティックコンプライアンス | 20x10-6cm/dyne |
垂直トラッキング角 | 15゜ |
出力インピーダンス | 2kΩ(1kHz) |
負荷抵抗 | 30kΩ~100kΩ |
取付寸法 | JIS及びEIA規格 |
交換針 | PN-550E(¥8,200) |
外形寸法 | 幅18x高さ17.5x奥行き31.7mm |
自重 | 5.1g |