Pioneer PA-100
¥13,500(1972年頃)
解説
常にカートリッジの性能を発揮できるように設計されたユニバーサルタイプのトーンアーム。
磁気反発作用を利用したインサイドフォースキャンセラーを搭載しています。
この方式は糸つり式やテコ式機構のものと異なり、機構自体の摩擦抵抗や温度変化が無いため、常に一定した力量が得られ、レコード盤上のどの位置においても、優れたディスク再生を可能としています。
打消し量はレコード演奏中でも増減できるため、ヒアリングしながらのバイアス調整が可能です。
あらゆるタイプのフォノモーターやカートリッジと組み合わせできるようトーンアームの高さが可変できるヘリコイド式の高さ調節機構を搭載しています。
オイル漏れや温度による性能劣化の心配が無い高粘度シリコンオイルを使用したアームリフターを搭載しています。
トーンアームはスタティックバランス方式を採用しています。
さらに、付属されている軽重2種類のウエイトにより、およそ11gから33gまで完全にバランスがとれるよう設計されています。
針先、回転軸・ウエイト軸を一直線上においた設計により、一度ラテラル・バランスをとればメインウェイトで針圧を変えてもバランスが崩れることはありません。
付属の軽量シェルはカートリッジの針先位置を正確にできるマークが付いています。
また、シェルの水平度は±2度可変が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオトーンアーム |
全長 | 328.5mm |
有効長 | 237.0mm |
オーバーハング | 14.5mm |
トラッキングエラー | 0.17゜/cm以下 |
バランス方式 | スタティックバランス方式 |
針圧可変範囲 | 0g~2.5g |
ヘッドシェル | プラグイン式4P端子型、欧州規格 |
使用ヘッド自重範囲 | 11g~33g(カートリッジ含) |
付属機構 | インサイドフォースキャンセラー ラテラル・バランサー 直読式針圧調整 直読式高さ微調整 |