Pioneer VSA-800
¥108,000(1991年発売)
解説
音質と機能を根本から見つめ直し、基本性能を磨いたAVアンプ。
ドルビープロロジック回路のクオリティを重視し、方向性強調回路やノイズリダクションなど主要回路部のデジタル化を行っています。これにより、ドルビープロセスでの信号劣化を大幅に抑え、各チャンネルのクロストークやS/Nなどの特性を向上させています。
また移動感や広がり感を調整するディレイもデジタル処理とし、よりクリアな再現を可能にしています。
パワーアンプ部は全チャンネルオールディスクリート構成を採用しています。
回路設計は音質を重視し、信号経路の最短化を図ったダイレクトコンストラクションとなっており、さらに振動による音質劣化を低減するため、ハニカムフレームやハニカムヒートシンクを搭載しています。
ジャンルに合わせた音場が選べるサウンドフィールドコントロールを搭載しています。
パイオニア独自のコンピューターシミュレーション方式によって、世界の著名なホールや劇場の音響特性を解析し、それによって得られたデータをDSPにメモリーしており、好みの音場が創り出せます。
音場プログラムはHall/Jazz/Disco/Church/Theater/Simulated
Surroundの6種類から選べます。
Newベースシンセサイザー機能を搭載しており、ソースの信号から自動的に超低域のサウンドを創りだします。
VSA-800では動作精度をさらに向上することでソースの干渉を抑えており、安定した自然な超低域を実現しています。
テレビ画面上でセレクトしたソースやサラウンド動作が確認できるスーパーインポーズ機能や電源をオフにしてもセレクター機能はそのまま保持されるファンクションバックアップを搭載しています。
また、映像と音声のソースを別々に選択できるビデオシグナルセレクター、セレクターで選んだソースに関係なく裏録画やダビングが可能なVCR1
Recセレクターなどの機能を搭載しています。
プリアウト端子やサブウーファー出力端子を搭載しています。
より使いやすく多機能化が図られたワイヤレスリモコンが付属しています。
このリモコンには7つまでの連続操作がメモリーでき、スイッチ一つで呼び出せるマルチコマンド機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | ドルビープロロジックサラウンド内蔵AVアンプ | ||||
<オーディオ部> | |||||
実用最大出力(EIAJ、6Ω) |
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定格出力(Direct時、20Hz~20kHz) | 90W+90W(6Ω、0.02%) | ||||
S/N比 | Phono MM:75dB Line:96dB |
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入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Line:150mV/50kΩ |
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周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB | ||||
出力レベル/インピーダンス | Tape Rec、VCR Rec:150mv/2.2kΩ | ||||
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
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ミューティング | -∞dB | ||||
<サラウンド部> | |||||
周波数特性 | 20Hz~7kHz +0 -3dB(Dolby Pro Logicポジション) | ||||
<ビデオ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | VCR1、2、3、LD、TV/BS、Video:1Vp-p/75Ω | ||||
出力レベル/インピーダンス | VCR1、2、Monitor:1Vp-p/75Ω | ||||
周波数特性 | VCR1、2、3、LD、TV/BS、Video:10Hz~10MHz +0 -3dB | ||||
<S端子部> | |||||
入力感度/インピーダンス |
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出力レベル/インピーダンス |
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<総合> | |||||
消費電力(電気用品取締法) | 230W | ||||
外形寸法 | 幅440x高さ162x奥行427mm | ||||
重量 | 13.8kg | ||||
付属 | 学習機能付リモコン CU-VSA017 |