Pioneer VSA-530
¥53,800(1989年10月発売)
解説
ドルビーサラウンドやデジタルディレイを搭載したAVコントロールセンター。
ソースの性格に合わせて選べる3タイプのサラウンドモードを搭載しています。
ドルビーサラウンドは、映画の製作者の意図によりエンコードされたプログラムソースに対応しており、サラウンド信号は、フロントL/Rの信号に15~30msのディレイを与え、さらにドルビーBタイプノイズリダクション回路を通し、SN比を改善しています。
シミュレーテッドサラウンドモードは、モノラルのプログラムソースに対して、擬似的にサラウンド効果を持たせています。原理はフロントL+Rの信号に、その遅延後の信号を加算あるいは減算した信号をサラウンドL/Rに出力しています。
スタジアムモードは野外スタジアムのような広大な音場を再現します。
サラウンドを高音質で楽しむため、ADM(Adaptive
Delta
Modulation)デジタルサラウンド方式を採用しています。
また、15、20、30msと3段階のディレイタイムを選択できるデジタルディレイICを搭載しています。
モータードライブ電動ボリュームを採用しています。
振動歪を防ぐハニカムシャーシや大型のインシュレーターを採用しています。
手持ちのビデオやTV、オーディオ機器をリモコン一つでコントロールできる学習機能付AVプログラマブル・リモコンが付属しています。。
機種の定格
型式 | ドルビーサラウンド内蔵AVコントロールセンター | ||||
<オーディオ部> | |||||
実用最大出力(EIAJ、6Ω) |
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定格出力 | フロント:70W+70W(6Ω、20Hz~20kHz、0.08%) | ||||
S/N比 | Phono MM:72dB CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:93dB |
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入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:150mV/30kΩ |
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最大許容入力 | Phono MM:100mV(1kHz、0.1%) | ||||
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Tape1/DAT1、Tape2/DAT2、VDP、VCR1、2、Video:5Hz~80kHz +0 -3dB |
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出力レベル/インピーダンス | Tape1、Tape2/DAT2 Rec、VCR1、2 Rec:150mv/2.2kΩ Center L+R Out:1V/2.2kΩ |
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トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
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ミューティング | -∞dB | ||||
<サラウンド部> | |||||
周波数特性 | 30Hz~7kHz +0 -3dB(VDP、サラウンドOUT、Dolbyポジション) | ||||
<ビデオ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | VCR1、2、VDP、Video Adaptor:1Vp-p/75Ω | ||||
出力レベル/インピーダンス | VCR1、2、Video Adaptor、Monitor:1Vp-p/75Ω | ||||
周波数特性 | 5Hz~10MHz +0 -3dB | ||||
SN比 | 55dB以上 | ||||
<S端子部> | |||||
入力感度/インピーダンス |
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出力レベル/インピーダンス |
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輝度信号周波数特性 | 10Hz~10MHz +0 -3dB | ||||
SN比 | 輝度信号:60dB | ||||
<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 175W(電気用品取締法) | ||||
外形寸法 | 幅420x高さ125x奥行331mm | ||||
重量 | 8.0kg | ||||
付属 | プログラマブルリモコン CU-VSA008 |