オーディオの足跡

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SX-515の画像
 解説 

同調精度を向上させたステレオレシーバー

FMチューナー部は、フロントエンドにFETを、IF部にICとセラミックフィルターを組合わせた構成となっており、イメージ比や選択度を向上させています。
また、ステレオ復調回路には、安定度が高く、周波数特性のワイドなスイッチング方式を採用し、さらに差動アンプでセパレーションを向上させています。

ステレオ復調時に発生することのあるノイズをカットするMPXノイズフィルターがついています。

ダイアルスケールにはパネル面いっぱいのワイドタイプを採用しており、FM目盛は等間隔のリニアスケールとなっています。これにより、周波数が読取りやすいため近接局の選局を容易にしています。
さらにチューニングメーターを搭載しており、受信精度を向上させています。

FM選局時の不快な局間ノイズをカットするミューティングスイッチを搭載しています。

低周波部は全てシリコントランジスタでまとめられた回路構成を採用しています。
トーンコントロールにはクリックストップ式を採用することで音質補正をしやすくしており、さらに電子式電源ミューティング回路によって電源スイッチON時に不快な雑音を防止しています。

2系統のTape Monitor端子を搭載しており、テープからテープへのデュプリケートも可能となっています。。

機種の定格
FM/AMステレオレシーバー
<FMチューナー部>
実用感度(IHF) 2.2μV
キャプチャーレシオ(IHF) 3dB
実効選択度(IHF) 45dB以上
S/N 65dB
イメージ妨害比(82MHz) 55dB以上
IF妨害比(78MHz) 80dB以上
スプリアス妨害比(82MHz) 85dB以上
AM抑圧比 50dB
高調波歪率(100%変調) mono:0.6%以下
stereo:0.8%以下
ステレオセパレーション(1kHz) 40dB以上
残留キャリアレベル 40dB以上
アンテナ 300Ω平衡型、
75Ω不平衡型
ミューティング ON-OFF可能
<AMチューナー部>
実用感度(IHF) 15μV
S/N(30%変調) 50dB以上
イメージ妨害比(1MHz) 45dB以上
IF妨害比 35dB以上
アンテナ フェライトバーアンテナ
<アンプ部>
ミュージックパワー(IHF) 72W(4Ω)
52W(8Ω)
実効出力
20Hz~20000Hz、両ch駆動: 13W+13W(8Ω、歪率1%以下)
実効出力(両ch駆動): 21W+21W(4Ω)
17W+17W(8Ω)
実効出力(片ch駆動): 26W/26W(4Ω)
20W/20W(8Ω)
高調波歪率 1%以下(実効出力時)
混変調歪率 1%以下(実効出力時)
出力帯域幅(IHF) 10Hz~45000Hz
周波数特性 15Hz~30000Hz ±1dB
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 40以上(8Ω、1kHz)
入力感度/インピーダンス
(実効出力時、1kHz)
Phono:2.7mV/50kΩ
MIC:6mV/100kΩ
AUX:200mV/70kΩ
Tape Mon1、2:200mV/70kΩ
録音出力 Tape Rec1、2(ピンジャック):200mV
DINコネクター:30mV
トーンコントロール Bass及びTreble
イコライザー RIAA S.T.D
ラウドネス(ボリューム-40dB時) 100Hz:+11.5dB
10kHz:+6dB
ハム及び雑音(IHF) Phono:75dB以上
AUX:85dB以上
<総合>
定格消費電力 60W
最大消費電力 120W
外形寸法 幅450x高さ145x奥行360mm
重量 8.0kg