オーディオの足跡

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SM-101の画像
 解説 

マニアユースに徹して設計したステレオパワーアンプ。

低歪率と広帯域にわたる均一なパワーを得るために、全段直結純コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
また、トランジスタには大出力用に開発された、PNP、NPNとも高い破壊強度をもつ三重拡散型のパワートランジスタをペアで使用しています。

DC電位を安定したものにするため、差動アンプを2段使用しています。
温度補償回路と相まって安定性を増しています。

保護回路にはリレーと電子回路(8トランジスタ、10ダイオード)を組合わせた独自の回路を採用しています。
出力段の直流バランスがくずれ、直流成分が流れると差動アンプがこれを検出し、リレー回路を切ってスピーカーへ直流が流れるのを防ぎます。
また、スピーカー出力端子をショートした場合や、出力段に過大電流が流れた場合は、出力段の交流成分を検出してリレー回路を切り、パワートランジスタを保護する構造となっています。
電源スイッチON時にはミューティングとして働き、スピーカーから不快な雑音が出るのを防ぎます。
プロテクター動作時はフロントパネルのインジケーターが点滅します。

フロントパネルに出力レベルメーターを搭載しています。
メーターの感度はOff、0dB、-10dB、-20dB、-30dBの5ポジションに切換え可能です。

入力は2系統搭載しており、前面スイッチで切換え可能です。
また、定入力インピーダンスの入力感度セレクターを搭載しており、4ポジションを必要に応じて切りかえ出来ます。

左右独立したスピーカー位相切換えスイッチを搭載しています。
また、スピーカー出力端子は2系統あり、セレクターにより、A、B、A+Bの切換えが可能です。

一台一台の特性データが添付されます。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
回路方式 全段直結コンプリメンタリーOCL回路
ミュージックパワー(IHF) 240W(4Ω)
170W(8Ω)
実効出力 片チャンネル駆動
 70W/70W(8Ω)
 90W/90W(4Ω)
両チャンネル駆動
 60W+60W(8Ω)
 78W+78W(4Ω)
20Hz~20000Hz出力(両チャンネル駆動)
 50W+50W(8Ω、歪率0.15%以下)
高調波歪率 0.1%以下(実効出力時)
0.05%以下(8Ω、35W/35W出力時)
混変調歪率 0.1%以下(実効出力時)
0.06%以下(8Ω、35W/35W出力時)
出力帯域幅(IHF) 5Hz~30000Hz
周波数特性 8Hz~70000Hz、+0 -1dB
入力感度/インピーダンス(実効出力、1kHz) 0.5V、1V、2V、5V/50kΩ
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 40(8Ω、1kHz)
ハム及び雑音(IHFショートサーキット) 95dB以上
メーター感度セレクター OFF、0dB、-10dB、-20dB、-30dB
レベルメーター(L、R) 0dB=70W/8Ω
使用半導体 トランジスタ:26
ダイオード:24
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 125W
最大消費電力 330W
電源コンセント 連動:1系統
非連動:1系統
外形寸法 幅430x高さ144x奥行337mm
重量 10.7kg