オーディオの足跡

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SA-100の画像
 解説 

全段直結OCL回路を採用した高級ステレオプリメインアンプ。

パワーアンプ部は、シリコントランジスタを使用した正負2電源方式の全段直結回路を採用しています。
結合コンデンサ、出力コンデンサを排除し、直接スピーカーをドライブする方式なため、これまでコンデンサにさえぎられていた低、高音域もフラットに伸び、広帯域再生を可能にしています。

プリアンプ部では、ヘッドアンプにローノイズシリコントランジスタによる3段直結回路、トーンコントロール部には初段ローノイズFETを使用した3段直結NF型回路を採用しています。

保護回路には電子回路とパワーリレーを組み合わせたものを採用しています。
これによりスピーカーやパワートランジスタを破壊から守ると同時に、電源ミューティングも兼ねているため、電源スイッチ投入時のノイズも抑えています。
また、この保護回路はトラブルが解消すると正常な状態に戻る自動復帰型となっています。

Phono入力を2系統搭載しています。また、Phono2ポジションではMM型以外にも別売りトランスによってMCカートリッジの使用も可能です。

2段階にカットオフ周波数を切替えられるロー/ハイ・フィルターやミューティングスイッチを搭載しています。
また、リアパネルのスイッチでプリアンプ部とパワーアンプ部を分割して使用することができます。

SA-100では一台一台特性を実測し、一目でわかるテクニカルデータとして付属させています。

機種の定格
型式 ステレオプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式 全段直結準コンプリメンタリー方式
ミュージックパワー(IHF) 240W(4Ω)
170W(8Ω)
実効出力
1kHz、 片ch駆動: 94W/94W(4Ω)
67W/67W(8Ω)
両ch駆動: 82W+82W(4Ω)
57W+57W(8Ω)
20Hz~20kHz、両ch駆動: 47W+47W(8Ω、歪率0.3%以下)
高調波歪率 0.3%以下(実効出力時)
0.03%以下(34W/34W出力時)
混変調歪率 0.2%以下(実効出力時)
0.05%以下(34W/34W出力時)
出力帯域幅(IHF) 5Hz~50kHz
周波数特性 5Hz~80kHz ±1dB
入力感度/インピーダンス 500mV/100kΩ(実効出力時、1kHz)
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 65以上(8Ω、1kHz)
センターチャンネル出力電圧 500mV
<プリアンプ部>
出力電圧 実効出力時:3V
最大出力時:5V
高調波歪率 0.1%以下
周波数特性 20Hz~60kHz ±1dB
入力感度/インピーダンス
(実効出力時、1kHz)
Phono1: 2.9mV/50kΩ
58mV/100kΩ(CER)
Phono2: 2.9mV/20、50、100kΩ
115μV/30Ω(MCトランス併用)
MIC: 2.2mV/50kΩ
Tuner、AUX1、2、Tape Mon1、2: 200mV/200kΩ
録音出力 Tape Rec(ピンジャック)1、2:200mV
Tape Rec(DIN録再コネクター):30mV
トーンコントロール
(3dBステップ)
Bass:100Hz、-9dB~+12dB
Treble:10kHz、-12dB~+9dB
フィルター Lowフィルター:-3dB(30Hz、60Hz)、12dB/oct
Highフィルター:-3dB(6kHz)、-4dB(12kHz)、12dB/oct
イコライザー(Phono) RIAA、S.T.D
ラウドネス(Volume -40dB) 100Hz:+11.5dB
10kHz:+6.5dB
ミューティング -20dB
ハム、雑音 Phono:80dB以上
AUX:100dB以上
<総合>
消費電力 定格:190W
最大:340W
外形寸法 幅430x高さ145x奥行337mm
重量 12.8kg