解説　

4チャンネルデコーダを搭載したFM/AMレシーバー。

レギュラー/SQマトリックス4チャンネル、テープによるディスクリート4チャンネルの再生が可能です。さらに、デモジュレーターを付加すればCD-4ディスクも再生可能な4チャンネルアンプとなっています。
また、FM放送によるマトリックス4チャンネル再生も楽しめます。

FMチューナーはフロントエンドにFETを、IF部にはICとセラミックフィルターを採用しています。
ダイアルはリニアスケールで、シグナルメーターとセンターチューニングメーターによる2メーター方式のため、精密な同調点がキャッチできます。
また、不快な局間ノイズをカットするミューティングスイッチを搭載しています。

トーンコントロールを搭載しており、フロントとリアの音質を別々にコントロールできます。
フロントの左右、リアの左右、フロントとリアのバランスコントロールを搭載しており、部屋の構造やリスニングポジションにあわせた調整が可能です。

プリアンプ部とパワーアンプ部を分割利用できます。

機種の定格

型式	4チャンネルレシーバー
<FMチューナー部>
実用感度(IHF)	2.2μV
キャプチャーレシオ(IHF)	3.0dB
実効選択度	45dB以上
S/N	65dB
イメージ妨害比(82MHz)	55dB以上
IF妨害比(78MHz)	80dB以上
スプリアス妨害比(82MHz)	85dB以上
AM抑圧比	50dB
高調波歪率(100%変調)	mono:0.6%以下 stereo:0.8%以下
ステレオセパレーション	40dB以上(1kHz)
残留キャリアレベル	35dB以上
アンテナ	300Ω平衡型、 75Ω不平衡型
ミューティング	ON/OFF可能
<AMチューナー部>
実用感度(IHF)	15μV
選択度(1MHz)	25dB以上
S/N(30%変調)	50dB
イメージ妨害比(1MHz)	45dB以上
IF妨害比	30dB以上
アンテナ	フェライトバーアンテナ
<パワーアンプ部>
ミュージックパワー(IHF)	180W(4Ω) 130W(8Ω)
実効出力	20Hz～20kHz出力(2ch駆動): 21W+21W/21W+21W(8Ω、歪率1%以下) 実効出力(1kHz、2ch駆動): 36W+36W/36W+36W(4Ω) 27W+27W/27W+27W(8Ω) 実効出力(1kHz、4ch駆動): 27Wx4(4Ω) 22Wx4(8Ω)
高調波歪率	1%以下(実効出力時) 0.05%以下(8Ω、14W+14W/14W+14W出力時)
混変調歪率	1%以下(実効出力時) 0.1%以下(8Ω、14W+14W/14W+14W出力時)
出力帯域幅(IHF)	2ch駆動:10Hz～100,000Hz 4ch駆動:15Hz～100,000Hz
周波数特性	5Hz～100,000Hz ±3dB
入力感度/インピーダンス	400mV/70kΩ(実効出力時、1kHz)
ダンピングファクター	35(8Ω、1kHz)
<プリアンプ部>
出力電圧	実効出力時:400mV 最大:2.5V
高調波歪率	0.5%以下
周波数特性	10Hz～40000Hz ±3dB
入力感度/インピーダンス (実効出力時、1kHz)	Phono1、2:2mV/50kΩ MIC:8mV/120kΩ AUX1、2:170mV/120kΩ Tape Mon1、2:170mV/130kΩ
録音出力	Tape Rec1、2(ピンジャック):170mV
トーンコントロール	Bass:100Hz、-12dB～+11dB Treble:10kHz、-8.5dB～+10.5dB
Lowフィルター	-6.5dB(50Hz)、6dB/oct.
Highフィルター	-11.5dB(10kHz)、6dB/oct.
イコライザー	RIAA S.T.D
ラウドネス (ボリューム-40dB時)	100Hz:+11.5dB 10kHz:+7dB
ハム及び雑音(IHF)	Phono:75dB以上 AUX:90dB以上
<総合>
定格消費電力	97W
最大消費電力	250W
外形寸法	幅509x高さ172x奥行377mm
重量	15.6kg