Pioneer M-05
¥110,000(1997年発売)
解説
2ch駆動と4ch駆動が可能なマルチチャンネルパワーアンプ。
ダイレクトコンストラクションを採用しており、信号経路の最短化を図っています。
入力信号はノイズ対策が施されたシールドケース内のセレクターを通過したあと、最短位置に設けられたメインボリュームユニットに入力されます。このボリュームはフロントノブから真鍮ロングシャフトによりコントロールすることで信号経路の最短化を図っています。そして、最短距離で増幅部に導かれ、ストレートにスピーカー端子に出力されます。
総信号距離は約80cmに抑えられており、信号伝送のロスを一層低減して音質を向上しています。
独自の高安定性スーパーリニアサーキットを採用しており、トランジスタの持つ非直線性を全く逆の特性を持つ別のトランジスタと組み合わせることによって打消し、低歪化を実現しています。
独自のクリーングランドシステムを採用しており、信号電流へのノイズ混入を防ぐためにヒートシンクと電源トランスを電気的に分離し、ノイズ電流を流すバイパス回路を設けて信号グランドをクリーンにしています。
機種の定格
型式 | マルチチャンネルパワーアンプ | ||
定格出力(20Hz~20kHz) |
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SN比 | 120dB(IHF-Aネットワーク、ショートサーキット) | ||
入力感度/インピーダンス | AMP1/2:1V/40kΩ | ||
周波数特性 | 5Hz~150kHz +0 -3dB | ||
全高調波歪率 | 0.005%(20Hz~20kHz、50W、8Ω、2ch駆動時) | ||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 320W(電気用品取締法) | ||
外形寸法 | 幅440x高さ163x奥行422mm | ||
重量 | 20.2kg |