Pioneer A-D5
¥60,000(1996年発売)
解説
ダイレクトエナジーMOS FETを採用したプリメインアンプ。
出力段にはダイレクトエナジーMOS FETを採用しています。
この素子は音質に悪影響を与えるパワーロスが少なく、加えてパワーリニアリティの良さとスピーカードライブ能力を高める低負荷ドライブ性能をあわせもっています。また、回路面では入力インピーダンスが高いため、ドライバーステージと出力段を電気的に分離することができ、互いの干渉を低減できる特性を持っています。
この素子とワイドレンジリニアサーキットを組み合わせることで、エミッタ抵抗及びスピーカー出力端子のチョークコイルを無くしたシンプルな回路構成を実現しています。
回路構成にはワイドレンジリニアサーキットを採用してます。
この回路では必要なゲインを電流帰還型回路による1段増幅で得るシンプルな構造を採用しており、電流リニアリティに優れ、出力インピーダンスが低域から高域までフラットで、広い帯域にわたってスピーカーを安定したドライブが可能です。
電源部にはスーパーリング・トロイダルトランスを採用しています。
このトランスは低損失でリーケージフラックスが小さいという特長を持っており、よりクリーンな電源供給を可能にしています。
シャーシとリアパネルには銅メッキ鋼板を使用しており、伝導度を高め、高周波インピーダンスを低く抑えています。
電源コードにはアース付き3芯極太タイプを採用しています。
バナナプラグ対応のスピーカーターミナルを採用しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(両ch駆動) | 110W+110W(4Ω、20Hz~20kHz、0.2%) 60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、0.05%) |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.8mV/50kΩ CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:200mV/50kΩ |
Phono最大許容入力 | Phono MM:150mV(1kHz、0.1%) |
出力レベル/インピーダンス | DAT/Tape1、Tape2、Line、Rec、Adaptter out:200mV/1kΩ |
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:5Hz~150kHz +0 -3dB |
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
ラウドネスコンター(Vol -30dB) | +5dB(100Hz)、+3dB (10kHz) |
SN比(IHF-Aネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono MM:88dB(2.8mV) CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:108dB |
スピーカー負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:1系統(100W) 電源スイッチ非連動:1系統(100W) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 160W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅420x高さ132x奥行335mm |
重量 | 6.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |