Pioneer A-515V
¥49,800(1988年発売)
解説
A-717の思想を受け継ぎ、ソース・ダイレクト設計や無振動・無共振化設計などの技術を投入したプリメインアンプ。
ファンクションスイッチを信号入力部に最短化して配置し、余分な引き回しによる悪影響を防いでいます。
また、ダイレクトスイッチをONにすることにより、バランス、トーンコントロール回路、ラウドネス回路などのスイッチや回路をバイパスし、音の劣化を防ぐ事ができます。
自己振動や外部振動から守るため、高剛性のハニカムシャーシやハニカムヒートシンクを採用し、不要なノイズにつながる振動・共振を最小限に押さえ、音の解像度を上げています。
オーディオだけでなく、ビデオソースなどにも対応するため、オーディオ系5系統、ビデオ系4系統の計9系統の入力とビデオセレクターを搭載しています。
ビデオ系には独立したRec Outを搭載しており、オーディオ系を聴きながらVCRで裏録することやVCRによるオーディオ系長時間録音も可能です。
ノンスイッチング・サーキットTypeIIを搭載しています。
ノンスイッチング・サーキットよりスイッチング歪ゼロの領域を拡大し、いっそう広帯域化を図ると同時に、アイドル電流のドリフトから起こるサーマル歪や出力段の非直線歪を改善しています。
MCカートリッジが使用可能なMM/MCイコライザー切換えを搭載しています。
電源プラグには導電率を高め、非直線性歪を低減するニッケルリンメッキを使用し、プラグの先まで非磁性体化しています。
ロスなく、安定した電源供給が出来る万力タイプの大型スピーカー端子を搭載しています。
信号系、電源系全てのコードには無酸素銅線を採用しています。また、振動吸収に効果的な銅メッキビスを採用しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ | ||||
<オーディオ部> | |||||
定格出力(両ch駆動) |
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ダンピングファクター | 100(1kHz、8Ω) | ||||
入力感度/インピーダンス | Phono MC:0.2mV/100Ω Phono MM:2.5mV/50kΩ CD、Tuenr、DAT/Tape1、2、BS、VDP、TV/AUX、VCR:150mV/40kΩ |
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Phono最大許容入力 (1kHz、0.008%) |
Phono MM:150mV Phono MC:12mV |
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出力レベル/インピーダンス | DAT/Tape1、2、Rec、Adaptor Out:150mV/2.2kΩ | ||||
周波数特性 | Phono MC:20Hz~20kHz ±0.5dB Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB CD、Tuner、DAT/Tape1、2、BS、VDP、TV/Aux、VCR:5Hz~100kHz +0 -3dB |
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SN比(Aネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono MC:70dB(0.25mV) Phono MM:88dB(2.5mV) CD、Tuner、DAT/Tape1、2、BS、VDP、TV/AUX、VCR:107dB |
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スピーカー負荷インピーダンス | A、B:4Ω~16Ω A+B:8Ω~32Ω |
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<ビデオ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | BS、VDP、TV/AUX、VCR:1Vp-p/75Ω、unbalanced | ||||
出力レベル/インピーダンス | VCR→Monitor TV:1Vp-p/75Ω、unbalanced | ||||
DG/DP | 2%/2゜ | ||||
周波数特性 | 10Hz~10MHz +0 -1dB | ||||
SN比 | 60dB以上 | ||||
<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:2系統(200W) 電源スイッチ非連動:1系統(100W) |
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消費電力(電気用品取締法) | 190W | ||||
外形寸法 | 幅420x高さ126x奥行348mm | ||||
重量 | 9.0kg |