Pioneer A-01
¥26,800(1995年発売)
解説
ワイドレンジテクノロジーを投入したプリメインアンプ。
デジタル機器からの入力信号の増幅を安定して行うために開発されたワイドレンジリニアサーキットを搭載しています。
この回路は1段の増幅回路で必要なゲインを得るためのシンプルな回路で、電流リニアリティに優れ、出力インピーダンスが低域から高域にわたってフラットであるという特性を持っています。
さらにトリプルフィードバックシステムによって高周波領域まで高い安定性を実現しており、微細な音の再現力を高めると共に広帯域にわたりスピーカーをゆとりを持ってドライブします。
低負荷時のスピーカーのドライブ能力を向上させる低負荷ドライブ設計を採用しており、低音域から高音域まで安定した再生を可能にしています。
電源トランス部からの振動を効果的に分散減衰させる高剛性ウイングシャーシを採用しています。
トランスからシャーシ底部のウイング形状へ、そして直結されたインシュレーターからアンプ外部へと効果的に振動を追放しています。
信号経路を極力シンプル化するため、ファンクションスイッチを信号入力部に最短化してレイアウトしています。
さらに、ダイレクトスイッチの切換によりバランス、トーンコントロール回路、ラウドネス回路などのスイッチや回路類をバイパスでき、ダイレクトにパワーアンプ部に入力できます。
フロントパネルにはラウンド形状を採用しています。
6系統のオーディオ入力を搭載しています。
また、Tape1、2は相互ダビングに対応しています。
伝送ロスを防ぎ安定した電流供給を行う大型スピーカーターミナルを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
実用最大出力(EIAJ) | 70W+70W(4Ω) |
定格出力(両チャンネル駆動) | 40W+40W(4Ω、20Hz~20kHz、0.1%) 35W+35W(8Ω、20Hz~20kHz、0.07%) |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.8mV/50kΩ CD、Tuner、Line、Tape1/DAT、Tape2 monitor:200mV/50kΩ |
Phono最大許容入力 | MM:150mV(1kHz、0.1%) |
出力レベル/インピーダンス | Tape1/DAT、Tape2 monitor:200mV/1kΩ |
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Line、Tape1/DAT、Tape2 monitor:5Hz~100kHz +0 -3dB |
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
ラウドネスコンター(VR-30dB) | +5dB(100Hz)、+3dB(10kHz) |
SN比(IHF、Aネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono MM:77dB(2.8mV) CD、Tuner、Line、Tape1/DAT、Tape2 monitor:105dB |
スピーカー負荷インピーダンス | A、B:4Ω~16Ω A+B:8Ω~32Ω |
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:2系統(100W) 電源スイッチ非連動:1系統(100W) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 105W |
外形寸法 | 幅420x高さ110x奥行312mm |
重量 | 5.2kg |